コロナワクチンが行きわたるのは数年先かもしれない

 曇り、気温は18度.日中は晴れ間もあるようだが、雲が多い日が続く.

jp.reuters.com

 アメリカが進める「ワープ・スピード作戦」によって開発されていたうちの一つが実用化へ向けた後期臨床試験の段階に到達した.

 これは喜ばしいニュースだが、生産数は年5億回分の量ということで世界の人口から見ればたいした数ではない.

 この他のワクチンも実用化に向けた臨床試験の段階に進んでいるものが複数あり、結果が待たれるところである.

 更にワクチン以外にも特効薬の開発も待たれるところだが、これが完全に効果があるという薬は出てきていない.

 

 こういった新型コロナウイルスが続々世に出てきてこの世界的な混乱を救ってくれることを望むばかりなのだが、やはり気になるのは薬害である.新型コロナウイルスには対応できるが、その他の副作用の発現で禍根を残すことが無いようになることを望む.

 SF的な映画ならワクチンの投与によって人類が別な方向への進化が進むというようなストーリーで物語が進むような話だが、実際に人間がゾンビ化するようなことは起きないだろうし、変異で体形が変わるようなこともないだろう.

 

 現在、新型コロナウイルスの感染者は、経路不明の方を含め広く浸透し始めている.東京、大阪など過去に感染者が発生した場所は特に夜の街を中心に増え、それが家庭、職場に持ち込まれそれぞれの地域に拡散した状況である.間違いなく、誰が何処で広めるのか判らない状況になっている.

 東京、大阪などの人口が多い地域からの移動により更に今まで発生していなかった地方にも飛び火している状況で、やはり人の移動は、何らかの制限を掛けなければならないと思う.

 

 この先、ワクチンが大量に流通したとしても免疫の壁ができるには数年かかるだろう.果たして東京オリンピックはできるのだろうか疑問に思う.もし開催したとしてもコロナの感染予防に対する費用は莫大になる可能性もある.それに日本は耐えられるだろうか?