ワクチンの接種は粛々と進めるべきである

 曇り、気温は2度.昨日とは打って変わって空は灰色で見るからに寒そうな景色である.風は冷たく肌を刺す感じでこれから真冬になるのではないかと勘違いしてしまう.

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 アストラゼネカ製の新型コロナワクチン接種者で血栓症の症例が報告されていたが、それに関してWHOは新型コロナウイルスに対する免疫獲得の方が不利益に勝るとして問題ないと見解を発表している.

 それに関して欧州医薬品庁のワクチン責任者が関連性が疑われると発言して記事になっている.これから日本でも認可を受けてワクチン接種が始まると思われるが、その使い方についてきっとマスコミは猛然と記事にする光景が見えている.

 今回の血栓症を発症した人の凝固能がどのような数値だったのか明らかでないためアジア系で起きないと断定はできない.既にアストラゼネカ製のワクチンを接種している韓国でも血栓症で亡くなっている例があるためそういった未知の仕組みが働いている可能性は否定できない.

  

 ワクチンは新型コロナウイルスに罹らないための薬である.その接種で命を落とすことは本末転倒のことである.それを進めなければ新型コロナウイルスで亡くなる人を防ぐことはできない.他国と日本の比較では、現状新型コロナウイルスで亡くなる人の率は低いのだが、それでも毎日死亡者が公表されている.

 その死亡者数を減らすには、今のところワクチン接種を行い、もし罹っても軽症で抑えて重症化するのを防ぐ必要がある.それも多くの人がである.例外的に接種できない人がいたとしても免疫の壁を社会に作る必要がある.

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 今のところワクチン生産が順調ではなく製造に過不足が生じている.そのため当初予定していた接種予定は大幅に狂い各国でワクチンの奪い合いの状態が続いている.そのため軋轢が生じている.日本でも当初言われていたワクチン接種のスケジュールは遅れておりどの程度の供給があるのかも見通せていない状況である.

 すべからず希望する国民が接種を受けられるには年を越す可能性もある.ただし、今は混乱しているが、ワクチンの供給が普通に行われるようになれば、国民性から粛々と接種は行われるであろう.そういった国民であると思う.