Jリーグ 第16節 vs鳥栖 0-0

 曇り、気温は11度.昨日は月蝕だったのだが、8時頃には曇りで見えなかったのだが、9時頃には空も晴れ三日月に陰った月が見えた.自然が見せる天体ショーである.

 

 昨日のドームの試合、平日、このコロナ禍でドームには行かずDAZNで視聴.ついでにYouTubeHBCのライブを見ていた.これの困ったことは、時差があることである.30秒くらいの差で菅選手のゴールを喜ぶところを見た後にその映像が流れる感じである.これなら、HBCの放送を見ていた方が良かったかもしれない.当然そちらも録画しており勝利の際はそちらも見ようと思っていた.

 

 試合の前半は、鳥栖の攻めを受ける形になった.それを交わした後に相手が帰陣するまでの間にロングパスを上げるか、それが無理と判断すれば後方でボールを回す何時もの戦いになる.

 相手の鳥栖も最少失点でこれまで試合を行っており、選手個々の守備意識は高く、プレスも出足よくコンサドーレパスミスを誘うシーンも多かった.それでも10分過ぎると相手のプレスも弱くなり、結構コンサドーレがボールを持ち始めると、スルーパス一本で小柏選手がフリーになりGKと1対1のチャンスを迎える.あれを決められれば一つ上のレベルに抜け出せたかもしれないが、ゴールを外れていった.こういったチャンスを一つ一つ決めきれると代表なり海外移籍などのステップを上がっていくことができる.それを踏み外すと次のチャンスまで待たなくてはならなくなる.チャンスはいくらでも来るかもしれないが、それをパーフェクトにクリアしていくことが夢の実現の最短距離になる.次こそは得点を決めて欲しい.

 その後、鳥栖の守りにワントップのジェイ選手は残念ながら何もできず前半で交代となる.こうなるとコンサドーレの攻め手は極端になくなる.所謂シュートの成功率の高い選手がいなくなったという状況である.ロペス選手が怪我なのは痛く、代わりにベンチにいるドウグラス選手も後半交代で出てきたが、足元がおぼつかなくシュートチャンスに持ち込めない辺り、入団した時の期待値は徐々に減ってきている.彼にとって今はチャンスである.ここで先発できるような動きを見せて欲しい.

 後半の最大の見せ場だった、菅選手のゴールが決まりその後VARでその前の金子選手のオフサイドで取り消しになるまで.あれだけ味方選手に祝福されたのにと思ったがこれも仕方がない.前節はこれでPKにならなかったのだから公平と言わざる負えない.

 ということで幻の菅選手のゴールでこの試合は引き分け上等ということになった.数回の惜しいチャンスもあったが、相手にもあわやというシーンが何度かあったので致し方ない.

 

 ここ数試合、交代選手を5人きっちり使うようになってきたミシャ監督.けが人が多く、交代で使える選手を増やさなければならない状況で、それなりに選手に経験を積ませなければならないというところだろう.固定メンバーで戦うことが常識だった監督にもこの過密日程の中ということもあり現実に対処することにしたのだろう.交替で使われる新加入選手の中で青木選手が一つ抜け出した感じだろう.

 

 これで勝ち点は1点プラスで順位は12位のままとなった.次は、柏との戦い.こちらは、ロペス選手が負傷でどこまで回復しているかというところか.チャナティップ選手も練習に復帰しているようで次の試合に出られるかというところ.その試合の後、タイ代表でWカップ予選に向かうようなので、次の試合大活躍して向かって言って欲しいと思う.