ワクチン接種3回目を検討

 晴れ、気温は12度.今日の朝もきりっとした寒さとなった.

 

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 WHOは3回目の接種を控えるように要請しているが、背に腹は代えられないということで日本でも3回目接種を検討することになった.検討をしていなかったことはちょっと問題でもある.いつでもできるように準備は必要である.

 

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 ワクチン接種を世界に先駆けて行っていたイギリスでは50歳以上の人などを対象とした3回目のワクチン接種が開始される.現状、一日で33000人ほどが感染している状態ということなのでこれまでワクチン接種していたのにと驚きの数字でもある.

 コロナウイルスも変異型が登場するためワクチンの効果が減少すると伝えられているが、少なくとも死亡者や重症例が激減していることは確かである.そのことは日本にも言えることで高齢者が入院して無くなるという事例が本当に減ってきている.

 

 このニュースを見るにつけ、世界の国々の経済格差は人の命の重さにつながるとしみじみ実感させられる.日本では、待ち時間は掛る場合があるが希望すれば接種を受けられる状態である.貧しい国ではそのワクチンを打つ機会がないまま感染し多くの人が亡くなっている.それを考えると日本に生まれてよかったと言えるのではないだろうか.

 人々は今の生活になれているため今の生活より不便になると必ず文句を言い出すのが常である.もし、コロナ禍の後、日本経済が壊滅し今以下の生活水準を享受しなければならない状況になれば相当な不満が出てくるだろう.全ての人が同じ境遇になれば不満も減るかもしれないが、生活水準が下がると余計貧富の差が増すのは明らかである.

 そういったことを回避するためにもコロナ後の経済再生が必須である.医療関係者も自分達の生活が日本経済に支えられると感じているわけで、その後の日本が悲惨になることを望んでいない.

 日本経済を後回しにして完全にコロナウイルスの影響が収まるまで待つのは、自分の首を真綿で締めているのと同じである.批難を恐れて石橋を叩いていても渡らなければその石橋が流されてしまうかもしれない.日本の将来を考える人が先導しなければ明るい未来は見えてこないのではないだろか.