プロ野球ドラフト会議そしてW杯予選

 晴れ、気温6度.結構気温が低くなった.これから零度近くに気温が下がると紅葉が始まり落ち葉の季節になる.紅葉も見る分は良いのだが、落ち葉の掃除が大変になる.

 

 昨日は、プロ野球のドラフト会議が有り、朝は、そのニュースだらけになってしまった.いつも思うのは、育成枠という良くわからない制度である.別に枠を設けることの必要性が無いように思う.何故なら育成枠と枠を作ることで年俸に差を付ける制度でしかないと思うからである.それだけプロ野球に入りたい若者がいて地方にノンプロの球団がある状態を考えれば、プロ野球12球団から思い切って18球団くらいに拡張すればと思う.そうすれば野球というスポーツのすそ野が広がると思うのだけれどもどうなのだろう.

 メジャーリーグで大谷選手が活躍し、自分もメジャーリーグで活躍したいと思う野球少年も増えているだろう.その願いが叶うのは一握りだと思うが、そうならなくてもプロ野球で活躍したいという夢は球団が増えれば確率が上がる.

 昔は、毎夜巨人の試合が普通に民放で放映されていた.その頃は、球団が増えれば人気が分散し、巨人一強でなくなるという思いが有ったのだろうが、既にプロ野球の放送は民放ではなくBSやCS更にネット中継が当たり前になり巨人だけが人気球団というわけではなくなった.

 

 プロ野球が12球団で行っているのと対照的にJリーグはプロチームを増やしていった.その結果裾野は確かに広がった.そして年月が経つと共に海外で活躍する選手も増えたが、超一流という選手はまだ生まれていない.しかし、そういう雰囲気が既に認識のレベルを上げており、何故かW杯に出るのは当たり前で予選は完璧に勝つことが求められている.所謂見る目が肥え閾値が上がった状態といえる.その皆を満足させる期待値はとてつもなく高く、予選で2敗目を喫した途端非難の嵐となる.今まで予選も厳しかった時代を思えばとてつもなく凄いことではある.

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 というわけで、今日勝たなければ監督交代もあり得るとマスコミは煽り立てるわけである.相手は、これまで苦戦してきたオーストラリアであり簡単に勝つとは言えない状況で、森保監督も平常心ではいられないだろう.選手も同様である.監督が代わればこれから代表として呼ばれることがなくなる可能性もあり、更に言えば自分達が出ている試合で負けるというのは屈辱だろう.

 しかし、そういったサッカーが好きという人以外は何となくサッカーの試合が有るんだという感じである.日本が負けても関心が無いと言う人は着実に増えているような気がする.

 この状態を変えるために序盤でハラハラドキドキの状態を演じているならまだしも正直に実力で劣っているのなら今日はダメかもしれないと思う.

 そういったハラハラドキドキを快勝で晴らしてくれることを期待している.