日本経済に吹き付ける冬風

 曇り、気温は5度.外に出ると手がかじかむ.そろそろコートが必要になる時期でもある.

 

 最近、殺人事件が増えているような気がする.新型コロナウイルスの影響で社会が不安定になっていることが少しは関係あるのだろうか?そういうことが無い平和な日本であって欲しい.

 

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 中国の一企業が経営危機を迎えることで世界経済に影響を与えている件、中国の人民銀行が中国経済に影響が無いと答えたことがニュースになった.更に中国恒大以外にも危機的状況にあるとされている他の不動産会社は経営的に安定していると言うがこれが本当かどうかは怪しい.連鎖的に倒産すると言われている話を否定して見せた.

 深読みすると中国恒大は潰されることが決まったようである.債務者の救済には言及していないが、資産売却益を弁済に充てるということであろう.

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 上記の件を補足するように元建て社債の利払いは行ったがドル建てはこのまま不履行になるようだ.ドル建て債は外国人系の購入者が大半なのでこちらは救済されないということになるのか?債務不履行になれば差し押さえということになるが中国の法律はどうなっているのか不明である.

 これでまた次々と別の不動産会社が連鎖的につぶれるようなことがあれば中国発の世界恐慌が始まるかもしれない.しかし、その点は大丈夫といっているが、中国のことであるので何があるか予想もつかない.

www.nikkei.com

 それによる日本経済の影響だが、中国恒大の債務不履行のニュースが流れた時期に3万円台だった株価が急落した.その後は、未だ3万円に届いていない.更に、円安が進んだことで外国人投資家が下がった日本株を買い始めたようで徐々に上昇気配を見せているが、この先の状況は読めない.

 衆議院選挙が始まり各党の公約が所得を上げるという話になってきており、徐々にゼロ金利政策は解除になるのかもしれない.平均給与が上がればインフレ傾向に張りは振れるだろうし、当然貸出金利も上昇せざる負えないだろう.

 給与が上がり物価上昇が無ければ暮らしは良くなるが、労働コストに人件費分が転嫁され更に異常気象で原材料費が上昇すれば賃金上昇率よりもインフレ率の方が高くなることは素人でも予想できる.

 超高齢化社会を迎える日本にとってこの先の進むべき道が平坦であるはずもなく激しい上り坂下り坂が待っていると思われる.