エネルギー問題

曇り、気温はマイナス3度.昨日から日中の気温が上がり始め積もった雪も徐々に融け出している.それでも雪山の大きさはそれ程変わらない.

 

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 アメリカが警告していた通りロシアはウクライナに攻撃を始めた.ロシアは局地戦だとロシア軍の被害が大きいと考え、ウクライナ全土の軍基地を攻撃目標とし攻撃を加え、まずウクライナ軍の空からの攻撃を防ぐ構えだったようだ.今の武力差だと短期間で戦争状態を終わらすための作戦はロシア側の全面勝利だろう.プーチン大統領は、ウクライナを占領しないと述べたが、ウクライナの国内の混乱は必至であり今後のウクライナの国家運営を困難な方向に向かわせることになるだろう.ロシアにとってウクライナの国力が減じればそのうち白旗を上げるだろうと考えているのだろう.

 それに対してこれに立ち向かおうとしているアメリカ、イギリス、EUの方は出方はどうなるのだろう.一つのキーはドイツだろう.何故ならロシアの天然ガスパイプラインでガスの供給の3割を得ているのだからである.それを断つということは彼らの国の経済を止めることにつながるからである.ドイツは面と向かってロシアを諫めることはできない状態である.同じく日本もロシアの液化天然ガスを購入しているが相手先を変更しようとしているようだが、この戦争状態で一機にその流れが変わりエネルギー戦争も同時に勃発するだろう.世界各国のエネルギーの取り合いである.殆どのエネルギーを輸入に頼っている日本にとっては死活問題である.

 

 実際、日本のガソリン価格は、ウクライナ問題を切っ掛けに徐々に上がり始めこの先も上昇を続ける見通しである.更に原油天然ガスなどを元に発電している電気料金も徐々に値上がりし家計を圧迫し始めている.そして、その問題は数年続くと予想される.

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 今後の国の安全保障政策でエネルギー価格の高騰は国の経済を破綻させかねない助教になる.ソーラーパネルに代表される自然エネルギーも重要だが、今まで使われてきた原子力発電の見直しも進めていくべきだろう.

 今までの原子力発電は原子力産業という伏魔殿に覆われ正常な状態ではなかった.多くの国費が使われると同時にそこから無駄なお金がばら撒かれてしまった.そういったブローカーが福島原発事故以降の原子力政策の転換から徐々に姿を消した.そいつらを復活させずクリーンな原子力政策を行うことで信頼を回復し原子力の再稼働を目指すべきだろう.