ウクライナがロシアの占領地を分断しようとしている 習近平はプーチンと同じ道を歩むのか

 晴れ、気温は21度.台風10号が道東沖を通過し、それと共に北からの冷たい風を送り込んできた.まだ、湿度は高いが気温は徐々に低くなるようだ.

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 道内で一月以上続いた真夏日は漸く一段落ついた形となった.本当に今年の夏は暑かった.

 台風11号もこのままの進路を取れば沖縄地方を通過して大陸の方へ向かう可能性が高くなってきた.これから暴風圏に入る沖縄地方の人はくれぐれも用心して欲しいと思う.

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 ウクライナ戦争は続いているが、未だ勝敗が決する所までは来ていない.そのため戦争が長期化すれば可能性としてウクライナ軍がロシア領内に攻め込むこともあると遠まわしにゼレンスキー大統領は言っているのかもしれない.この記事だけではその発言の深い意味を断定することは不可能である.

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 また、ロシア軍が占領しているウクライナ領土の丁度真ん中あたりの領土奪還をウクライナ軍は目指している.当然、ロシア軍の南北に長い占領地の中で中央部はロシア軍の補給路を兼ねているので死守すべき要の土地である.既にウクライナ軍の攻撃に備え地雷原や塹壕を築き上げている.そこを完全に突破するには大きな兵力が必要でもしここで敗退するようであるならウクライナ軍が劣勢となる可能性もある.

 ロシア軍もワグネルの離脱と共に主力は温存しているようにも見える.その表れがドローン攻撃でありミサイル攻撃だろう.兵士の損耗を押さえるためにそうせざる負えない状況になっている可能性が高い.

 ウクライナ軍も盤石ではない.その一つの表れが先週起きた徴兵事務所責任者の更迭である.徴兵逃れのために賄賂を貰ったという罪状である.ウクライナ国民も全てが戦争に賛成しているわけではないだろう.その何割かの国民がこの先どういった活動を行うかでもしかすると大きな混乱が生じるかもしれない.

 

そして、世界を混乱に陥れる要因の一つである中国の不動産バブル崩壊の件、

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 中国を一人の独裁者が統治するかと思われた時も有ったが、やはり、今までの中国共産党の歴史の中で存在した一人の独裁者と同様な地位に習近平は辿りつけない可能性が高まってきている.

 中国の近年の経済成長の原動力として不動産開発があった.世界の工場として多くの製品を作り出し世界に輸出することで外貨を稼いだため国内にあふれ出した.共産党は国内の土地の私的所有は認めていないが使用する権利を売ることは可能だった.中国の地方政府はそれを金に換え役人の私腹を肥やすとともに不動産業者もそれを利用して建設ラッシュを続けた.人が住む予定もないのに余った金が集中的に投資された.それは日本で起きた状況と似ている.

 その加熱した状況はさすがに不味いと気付いた習近平は、不動産投資に制限を設けたのが昨年だったが、既に時は遅く、中国の不動産バブルは破綻を迎えようとしていた直前だったため如何ともしようがないところまで来てしまっていた.そのため、習近平が実際悪いわけではないのにも関わらず詰め腹を切らされる可能性も出てきている.

 この状況はさすがに不味いと思い、国内の不満をそらすために福島原発の処理水排出は渡りに船だった.国民が怒りそれを日本に向けて貰えば当分の間はしのげると踏んだのだろう.もし、この騒ぎが下火になれば次に行動するのは台湾進攻ということになるが、ロシアがウクライナに攻め込みながらも相手を屈服させられなかった状況を見れば、台湾占領もそう簡単にできないことを知ったはず.その決断を下すと第2のプーチンになるおそれは高いと考えているだろう.しかし、今のところ次の作戦を編み出すための時間稼ぎは必要である.

 習近平がこのまま統治を続けるなら最後の行きつく先は戦争を行うしかない.プーチンが考えたシナリオも自分が独裁者として生き延びるための方策だったはずで、それを踏襲するならそれを避けることは不可能だろう.もし、それが起きない未来を望むなら習近平を失脚させるしかない.今の現状で強大な権力を持つ習近平を排除するのは困難なことである.過去の例を出すなら毛沢東を排除しようとして失敗した5人組の様な反乱を企てるものが現れるかだろう.