脅しは脅しで無くなる?

 晴れ、気温は11度.日差しの中を歩くと寒さを感じさせない.このまま気温が上がるのか下がるのか、予報では日中の気温はあまり上がらないようだ.

 

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 元々の気質が異常だった人が、他の人の意見によりそれを変えることは無い.もともと権力欲が強く、その地位を求めて活動してきたわけである.そして、その望みは叶いロシアのトップに君臨している.その間めぼしい政敵は倒し、今では自分に従う人間ばかりを周りに置き、ある意味国内では無敵の存在である.

 

 そして、暴君の考えることは皆同じである.ロシアを従えたのだからその他の国も自分にひれ伏すことは当たり前で、自分の前に立ちはだかる障害物は腕力で排除する.たとえそれがどんなものであろうとも力を持った自分の力の前では無力であると考えているに違いない.

 

 間違いなく、その力の大きさは強力である.世界で一番核兵器を所有しその発射ボタンは自分の思いのままである.そんな人間がウクライナごときに手こずっている状況は許しがたいに違いない.そこで使うのは相手を一瞬でこの世から抹殺できる核兵器である.これをゼレンスキー大統領の真上に打ち込めば相手はこの世から消え去り、歯向かう物はいなくなる.今のプーチンの心情を推し量るとしたらそんなところだろう.

 

 自分の予想では、経済制裁を強力に受けたロシアは早々に戦争を止めざる負えないだろうであった.しかし、ロシア国民はプーチンの行動に何の抑制も掛けられないかった.この経済危機を何とか耐え忍ぼうという選択をしたようだ.プーチンを倒すだけのパワーを民衆は持ち合わせていなかった.長い間助成されたプーチンの陰に怯えその力を何百倍にも感じているのだろう.逆らえば被害を受けるがそれを甘受すればそれなりの生活が送れると思えば後者を選ぶ人が大半なのである.

 

 逆にウクライナは、大半の国民が国外に避難し、国力は完全に衰えている.西側の支援があるとはいえこの先に希望はあまり見えない状態である.その中で数か月数年のスパンでロシアと戦えるかというと心配になってくる.

 

 こうなればロシアとウクライナどちらが先に音を上げるかの戦いにもなっている.必要なのは停戦だろう.プーチンもこの先どれくらい権力を保ち続けることができるか不明だが、せいぜい10年程度の期間だろう.その10年の戦いをウクライナが継続できるかだろう.

 

 その前に核爆弾を使うことになれば第3次世界大戦に向かうことは必至であり、それに向けた用意も日本は覚悟しなければならないだろう.