人生は紆余曲折である

 曇り、気温は12度.肌寒さは相変わらずである.

 

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 ネットでは補助金事業が始まってから直ぐに噂になっていたものである.これだけ大々的に行えば不正は見つかるのは当たり前で、本来ならすぐにでも摘発すべき事案であるが、コロナ禍の混乱の中チェック機能は全く働いていなかったといえる.

 今回も相次いで給付金詐欺が摘発されたがいずれも首謀者は海外逃亡と捕まることを予見していた行動だった.捕まったのはその周りに集まり甘い汁を吸おうとしていた共犯のみとなっている.

 今回の詐欺グループの中に国税局の職員が混じっていたのがあれだが去年も詐欺事件として財務省の役人が捕まっていたから今の公務員でも色々あるのだということが判る.

 こんな些細なことで人生を踏み外すことをしでかすことに気付かなかったのは若さゆえなのだろう.やり直しが簡単にできれば良いが数年以上は無駄な時間を過ごす必要があるし人生設計をやり直す必要がある.

 この事件を見て若者たちが犯罪ではなくもっと有意義な計画を立て成功の芽を見つけることを期待する.時間を無駄にすべきではないと言いたい.思ったよりも人生は長くない.

 

 今回の騒動に限らず若者はある時期刹那的になる.自分の人生を決めてしまいそのレールに乗った人生を悲観する.

 若い時の目線では上司などの周りの人間を見て自分の到達するポイントを定めてしまうことがある.しかし、人生はそれ程簡単ではない.どんな人でも山や谷を巡るレールがあり、更に分岐点は必ず存在する.自分の人生が若い時に想像していたより紆余曲折があったことを後で知る.

 人によりその行き先により苦難の連続だったり、それなりに苦難を乗り越え喜びの多い人生を送った人もいる.それは、千差万別であり決まったルートは無い.

 確かに既に自分の人生の上りが見えておりどんな努力をしても世界のトップになるようなことはできないと悟っても有意義な人生を送ることは可能である.そのためには時間をどのように使うかだろう.無駄な時間も必要だが、無駄にしない方法も当然存在する.その辺りを考えてみても良いだろう.何も考えずに浮草のように行動するよりはマシである.