雨、気温は19度．昨日の夜から降り続く雨は今も止まない．この辺りは予報通りに経過している．予報だと午後には雨は止み晴れ間も出てくるようだ．
台風8号が通過した関東の気温は、今日40度を超えるらしい．この気温で長時間外にいるのは危険だろう．今まで最高気温が30度台だったのが嘘のように40度を簡単に超えてしまう．もう数年すれば50度超えもあるのかもしれないと考えると寒気がするが、その寒気は気温上昇に何の助けにもならない．
新型コロナの影響が極端に大きいとシステムに限界が来てしまう．平時の時を基準としてシステムを作り、凡その最大値が決まってくるとそれ以上のキャパを超える部分はシステム内に収まらなくなる．普通のシステムは平常時の業務量で決まるわけでその最大値を無駄に増やすと余剰というものが生まれる．平常時にその無駄部分が目立つためどうしてもその部分を減らすような圧力が掛る．所謂業務改善である．何事も無ければ最低限の人員設備で回るため減らした方が手柄になるシステムだからである．
その平常時を基準としたシステムもこれ程長期間にわたる感染だと体制も徐々に見直され規模は拡大してくる．しかし、何時もこの感染が収まった時のことを考えながらの拡張になるためむやみやたらと規模を拡大することは不可能である．今回の第7波はその予想を上回っているため対応が出来ていない．
最初に新型コロナウイルスが感染拡大した時に言われていたのは、感染の増大のカーブを緩やかにすることだった．しかし、その当時は、ワクチンもなく特効薬も無い状態でできることといえば消毒と予防だった．その経験が2年以上続き漸く新型コロナウイルスの感染にも人々の意識が慣れたところで、今度は予防の意識が薄れ始めてきた．感染のピークを押さえるために予防が必要だというのに人々の意識は真逆に進み新型コロナウイルスの感染を恐れなくなってきている．それがこの感染爆発の原因の一つだろう．
一人一人の予防の意識が薄れれば感染のカーブは極端に上昇し大量の感染者を生む．いくら軽症者が主だと言っても何％かの割合で重症者が発生するし、軽症でも何らかの病気を持つ方はそちらが重症化し濃厚な治療が必要になってくる．軽症者が多いことはそういった重症者の発生も増加させる．もし、全ての人がワクチンを接種し3密を防ぐ行動を取ればこれ程の劇的な増加は無かっただろう．
しかし、人々はそういった犠牲が発生することを許容した．国もワクチン接種は努力目標となり全ての人が接種することを諦めた．そして経済を回すとの理由で行動制限も止めてしまった．国もこういった事態が起こることを許容したわけである．
