プリコジンの反乱

 曇り、気温は18度.少し蒸し暑い日が続く.南からの湿った空気が北海道にも入り込んでいる感じがする.

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この分だと、明日明後日には前線が北海道にも掛り雨を降らす感じである.予報ではそれ程長時間に渡る降雨ではなく、数時間くらい続く小雨という感じである.今週末には7月になり良い天気が続くと良いなと思っている.

 

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 これは誰でも考えるところである.プーチンの性格からすれば政敵は絶対逃さない.だから反プーチンのナワリヌイ氏が何度も毒殺の危機が有りながら生き延びた後に止めを刺さないのか不思議なくらいである.ナワリヌイ氏の場合、ここまで生き延びたことに対し、反プーチンの活動を行えばどうなるかの見せしめの様なものになっているのかもしれない.

 しかし、プリコジンも善人ではない.悪辣なことをしながらプーチンに仕えてここまでのし上がってきた人物であることを忘れてはならない.戦争犯罪人の一人でもある.プーチンに反乱を企てたからと言って英雄では決してない.望むならプーチンと共に滅びて欲しいとさえ思う.

 この結果ロシアの内部の亀裂が広がるのか閉じてしまうのか以前不明であるが、こういった事件が起きる崩壊の兆しは見えているわけで、それに対して内部引き締めのためにプーチン政権が一枚岩になれるのかプーチンの力量が問われるのだろう.

 ウクライナ戦争は、ウクライナ軍が敗退するかロシアが撤退するか戦勝終結の道筋は見えない.ロシア国内でこのまま何もなければ100年戦争になる勢いである.それを本当にロシア国民が望んでいると思えず.プーチン政権の一部は核爆弾で早くケリを付けることを望んでいるだろう.それにプーチンは動かされるのか?このまま行けば国内の不満は爆発すると判っているだけに既にプーチンは追い込まれていると思って良いだろう.

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今回の件で西側諸国がプリコジンに積極的支援をしようとしていたかと言えばNoだろう.事前に情報を得ていた可能性もあるが、ロシアがワグネルの支配下に置かれたとしても永久的な政府になることはない.大衆がワグネルを賛美しても支配後の行政機能を管理するにはプーチン政権内に同調者が存在しなければならない.しかし、早い段階でロシア国内の地方政治家などがプーチン支持を打ち出し、プリコジンを支持するものが全くでなかったことからもプリコジンの武装蜂起は失敗すると皆思っていたのだろうと思う.この辺りプリコジンの周囲を含めて読み違いをしていただろう.武装蜂起するならもう少し後、ロシア軍が劣勢になりロシア国内が騒然とした時だろうと思う.

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もう一つの戦争終結への条件、ウクライナ軍の反攻である.少しずつ前進しているようであるが、明らかにウクライナ軍が優勢になったわけではない.既にロシアが占領した地域では防衛網が完成しており、進行方向には地雷、塹壕など幾重の防衛線が張られている.そこを少しずつクリアするのは結構時間がかかるはずである.