スポーツ三昧 藤井竜王第1局勝利

 晴れ、気温7度.

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 漸く低気圧の呪縛から解かれた感じである.これから数日は秋晴れが続きそう.それと同時に秋は深まり冬の前髪を連れてくる.

 昨日は、アジア大会、バレーボールなどスポーツが盛りだくさんだった.特にアジア大会の男子サッカーは、コンサドーレの馬場選手が出場しているので彼を中心に見ていた.相手は韓国だったが、馬場選手以外の選手は相手の気迫にボールを前に出せず引っ掛けられロストする場面があったが、何時もギリギリで守備をするコンサドーレで鍛えた精神力で上手くやっていたと思う.しかし、彼一人では勝てるわけはない.

 バレーボールは、見事ストレートで勝利しパリオリンピックの出場権を獲得した.急逝した藤井選手のユニフォームを掲げた姿は感動ものだった.

 混合ダブルスのバトミントンでは、渡辺、東野ペアは銀メダルとなった.バトミントンは見ていて思うのは、シャトルを打ち合うゲームと思いがちだが、やはり他の球技と同様心理戦を同時に行っている.体を動かしながら頭を使う高度なげーーむである.

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 やはり藤井7冠の強さは本物だった.今まで時折見せる不安定さは消えていた.その理由は、タイトル戦初挑戦の伊藤7段の戦い方にある.

 今までタイトル戦を争っていた棋士たちは、藤井7冠の読みの裏をかこうとした戦いか初めての戦法などを屈指して指してきた.そのため、相手の奇妙な一手が嵌め手ではないかと疑う将棋が多かったように思われる.

 しかし、今回の伊藤7段は、藤井7冠がプロ棋士となった頃と同様真直ぐな将棋を指してきた.これは、タイトル戦初挑戦でその場の独特の雰囲気に慣れていないが故の戦い方なのだろう.藤井7冠もあの頃の将棋を思い出したに違いない.そのため、藤井7冠の組み立ては巧だった.そして、久しぶりの藤井曲線で勝利した.

 しかし、この一局の伊藤7段は、初めて故のもので、今後、藤井7冠と同様先輩棋士にもまれ徐々にタイトル戦の戦い方を学ぶのだろう.だけれども、伊藤7段と藤井7冠の置かれた環境は違う.藤井7冠の時は、タイトル保持者たちが異なりそれぞれ個性を持ったタイトル保持者と戦うことができたが、伊藤7段は、今後タイトル戦を戦う場合、相手は藤井7冠しかいない.その差は大きい.