自動車産業の未来

 曇り、気温はマイナス2度。夜中に暖かい空気が入り込んだようで一時的にプラス気温になったよう。

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 今まで北海道は冷たい大気に覆われていたので毎日真冬日だったのだが今日は日中プラス気温になりそうである。しかし、この気温は長く続かず午後から全道的に雪模様になり数日続きそうである。

news.yahoo.co.jp

 去年も年末江差などでイワシの大量漂着で話題となったが、年明けに今度は瀬棚にイワシが大量に打ち上げられたようだ。このニュースの映像を見て最初に思ったのは、このイワシを水族館や動物園に持っていくと良いのにだった。

 このイワシの大量漂着、イルカなどに追われたとか海水温の変化により酸素不足になったなどという説明がなされていたが、結局のところ本当の理由は分っていない。

 今のところ偶々起こったこととして処理されているが、これが今後続くようなことがあればこれまた異常気象などと同様、人為的に環境を変えてきた影響などとなった場合、深刻な問題となるだろう。

jp.reuters.com

www.nikkei.com

 EVについてアメリカと中国で真逆のニュースが流れている。アメリカのEV離れはやはり長距離運転が主となる国である理由が大きいと思われる。テスラ主導による充電スタンドの整備が進んでいるが、既存のガソリンスタンドと比べればまだまだで、その歴史は長い。翻って中国の都市は、21世紀に入って作られたところが殆どでガソリンスタンドより電力の供給網の方が進んでいる。だから中国ではガソリンスタンドの整備より充電スタンドの整備の方が社会資本的に簡単だし、中国は産油国ではないというのも大きな理由だろう。

 日本もEVに舵を切ろうとしているが、残念ながらガソリンスタンドの利便性の方が勝っており中々充電スタンドの整備が進んでいない。更に北海道などは冬の時期に長距離の運転をするのならまだまだEVは不安である。航続距離もそうであるが充電スタンドの設置には人口密度が低すぎて大都市と比べて運営するには非効率である。その問題は、この先地方ほど大きな問題になってくるものと思われる。

 第2のエンジンである水素エンジンもEV同様水素ステーションの設置問題がある。将来、水で走る様にならなければこちらの普及も進まないように感じる。

gigazine.net

 その中で、EVの未来を変えるのは、原子力電池かもしれない。今のところ小電力用の電池として開発されているが、数年で自動車に利用されるようになれば大きな転換点となるだろう。

 その際、日本はどのように対応するのだろうか?原発アレルギーが大きい国である。世界がもしその流れになった時、少しの放射能でも大騒ぎする人たちはどういう反応を示し、国はそれに対しどうやって対応していくのだろう。

 しかし、その時日本の自動車産業は整理統合されるとしたら日本の産業の衰退はこれ以上になると思うと暗澹たる気持ちになる。政府は、自動車の次の候補として半導体製造を推進しているが、これがこけると大変なことにはなるだろう。