辺野古移転にかかる鳩山氏の責任

 晴れ、気温はマイナス13度。

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 北海道は高気圧に覆われ日本海側を除いて晴れ間が広がる。しかし、午後からは低気圧が近付き徐々に悪化してい全道的に雪模様になっていく。

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 辺野古沖の埋め立て工事が再開された。この基地移転を混乱させた原因の一つとして、当時の民主党政権の迷走があるだろうと思う。そして、この辺野古移転を決める際、当時の鳩山首相は、「少なくとも県外」とぶち上げた。その言葉の根拠は何もなくアメリカ側との交渉が無いところでの発言だったのを覚えている。

 その後の経過は、二転三転し佐賀から徳之島、そして結局辺野古沖にとなったわけである。当の発言の主である鳩山由紀夫氏と民主党は、今になってその当時に外務省に騙されたと発言し始めている。それが65海里というキーワードである。

 しかしである、その当時外務省から渡された資料があったとしてもアメリカ側と真剣に基地移転の内容を交渉したという経緯は無い。それ以前に自民党政権との間で嘉手納基地移転の交渉が始まり、その後の民主党政権樹立でバトンタッチされたはずで、そのまま民主党政権内で右往左往し結局辺野古移転を打ち出したと覚えている。民主党政権には一度立ち止まって交渉をやり直すチャンスはあったはずである。外務省が示した極秘文書があったとしてもそれはそれである。

 しかし、批判にさらされる鳩山由紀夫氏にとって過去はすでにないし、傍目からは自分の保身に走っているとしか映らないのが残念である。もし、正しい政治家としての道筋としては、自分が決断したことに対して責任を持つべきだろう。そうでなければ政治家、首相としての決断が極めて軽いものとなるからである。悪夢の民主党政権といわれるが、その当時の政権を担っていた議員のすべてがその当時の失敗を認めず当たり前のように振舞うのが支持率を低下させる原因であると思う。普天間にしてもその当時決断した閣僚が立憲には多く残りまだ現役の国会議員として活動しているのである。

 その当時、多少の失敗はあってもそれは日本を良くするための税金の様なものであると見ていた身としては、その時々に潔さを見せていたなら国民は見放さなかっただろう。しかし、政権を取った途端に自民党党と同じかそれ以上の失態を繰り返してしまった。

 今回の辺野古移転に関わる件、できるならその当時決定した元民主党の議員が率先して後始末をするべきだと思う。悪戯に対立を煽るきっかけを作りまるでマッチポンプの役割を果たしているのを見ると腹が立つ。