東京都知事選 王位戦第一局

 曇り、気温は22度。

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 梅雨前線が北上しそれに沿ったように現れる低気圧が北海道に次々と通過する形となっている。そのため道内の気圧は不安定で雲を生みやすい形となっている。今後数日は曇りと雨という天気になりそうである。

 

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 関心のあった東京都知事選であったが、現職の小池氏が当選した。もしかしたら日本を変える切っ掛けになるかもと期待していた石丸氏は残念ながら現職の壁に跳ね返されることになった。選挙期間が後数日有ったらという気もするが、やはり現職を支持する岩盤支持層の投票行動を変えることは難しかった。

 日本に必要なのはやはり今までの政治的風習を変える何かだと思っている。そのために切っ掛けとなる人が必要だった。残念ながら今の政治家に日本を変えようと考えている人間はいない。いるのは既存の組織の倫理に縛られてしまった政治屋である。

 グループの意見を通すために集まった集団が形を変えながら既得権益を得ようと行動する。既得権益とは利権のみならず古典的なイデオロギーを達成しようとすることも含まれる。

 このままであと数年、人口減が如実になった時に起きるのは世代間対立だろうと思う。高齢者世代と若年世代の人生は大きく異なることになるのが明らかになるからである。日本は経済的に成長しなければ年金問題で必ず行き詰ることは明らかで、今の現役世代がその局面にぶち当たるのが分かっているにもかかわらず行動しようとしない。既に棺桶に足を突っ込んだような老人世代はその問題を見て見ぬふりをする。政治に無関心である限りそのことは変わらない。

 その変えようとする勢いを齎してくれたのが石丸氏であったと思う。その切っ掛けが無くなったのが残念なことである。今後の身の振り方は決まっていないと語っていたが果たしてどうなるか。更に市長を辞めた安芸高田市であるが、市長選が行われ反石丸氏側の候補が当選した。石丸氏が変えようとしたことは結局市民には伝わっていなかったようである。

 

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 昨日行われた王位戦第一局2日目、お互い固い差し回しでぶつかることなく千日手指し直しとなり、先後入れ替えて行われた。差し直し局は徐々に渡辺9段が優勢になりAIで19手詰めと表示され、詰め将棋の達人である藤井王位は首を垂れてしまう場面も見られ終局近しと見ている誰もが思ったことだろう。それでも藤井王位は詰められるまでは慎重に指そうとするかのように手を進めるが、相手の渡辺9段は詰みを読み切ってはいなかったようで最後の最後で逆転を許すこととなった。見ていて思ったのは、藤井王位が肩を落としたのを見て渡辺9段は詰みがあるのだと思ったに違いない。その辺り詰め将棋の天才の藤井王位であるため他の棋士より数手先で気付くのは仕方がない。その姿を見せられて少ない考慮時間を考えれば指し間違えるのは致し方ない。見ている方は勝ちを逃したと思うかもしれないところがAI表示の罪である。

 何となく藤井王位に勝利したという表情は無かった。久しぶりの渡辺9段との対戦で何か作戦があるのだろうと考え慎重になりすぎたきらいはある。渡辺9段との対戦ではこういう棋戦が多く、渡部9段にとってトラウマとなる対局だった。