晴れ、気温は8度。昨日は、日本海側から雨雲が移りその経過で太平洋側から暖かい風が北海道上空にも吹き込んだ。まさしく北海道では春風を運んできた感じである。それでも明日は、雪混じりの天気となるようなので本当に分からない。
引用 スポニチ(http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2016/04/08/kiji/K20160408012361850.html)
バドミントン男子シングルスのエース・桃田賢斗(21)と12年ロンドン五輪代表の田児(たご)賢一(26=ともにNTT東日本)が東京・錦糸町の違法カジノ店でバカラ賭博をしていたことが7日、分かった。桃田はリオデジャネイロ五輪代表を確実にしていたが、日本バドミントン協会は日本オリンピック委員会(JOC)に代表として推薦しない方針を明かし、夢舞台への道は閉ざされた。渦中の2人は8日、都内で会見する。
野球賭博問題を臭いものには蓋状態で今後の再発策を取らずに有耶無耶に済ませたプロ野球。その余波というか問題がバトミントンのオリンピック候補に飛び火した。今回、大甘な裁定ではなく代表として推薦しないという決定が早々に発表された。
今回の件、もしもこういった代表でなければ問題にすらならなかっただろう。それどもここで借金をこしらえて会社とか家庭に影響を及ぼせば別だが、人間だれしもではないがアンダーグラウンドの世界に近付く機会は結構存在する。更に若いうちはそういった危険な匂いのするところに近付きたくなるものである。それに対して聖人君子的な上から目線で断罪することは止めるべきだろう。
しかし、もしもなのだが上記の2人の選手がここから裏社会に通じ、参加しているバトミントンの大会で不正行為(八百長)を働くようなことがあったのではないかと疑われてしまう。きっとその件については、本人達が今後否定したとしてもそういった疑いの目で見られてしまうだろう。
若くして有名になるということは、平凡な生活を送っている人間と異なりその誘惑は多いはずである。オリンピックなどは、運動選手にとって参加することは自分の一生を決める大会でもある。だから不正と分かっていてもドーピングしてまで記録を伸ばそうとする。もし発覚すれば選手生命を終えてしまうが、うまく発覚を逃れられれば名誉と今後の安定した生活を手に入れられるからである。
そういった土壌があるスポーツ界は、そういった誘惑の元になるものが基本的に身近に存在しているため、そういった危険性に対してのハードルは低いといえる。
だから、身分不相応の金があれば使わなければ一流じゃないと錯覚を起こさせる。今後も今と同じようにお金が入ってくると錯覚してしまい金銭感覚を麻痺させる。何かを切っ掛けに今までの人生が反転するかもしれないのにそのことを理解できないのは未来を予言できないからでもある。
今回の件は、誘惑されやすい環境が存在したからと思われるが、果たして再発防止のために何ができるかである。その一つはアンダーグラウンドの世界を日本から駆逐することである。しかし、国民の人権と自由が認められた国で全てをなくすことは不可能だろう。できるとしたら北朝鮮のような独裁国家くらいだが、その独裁自体が無法地帯でもある。
もし今後も、そういった裏社会と共存していかなければならないとしたら、やはりそういった場所に近付くことへの警告を若い世代のうちからするべきだろう。もし何か事があれば全てを捨て去る気持ちで裏社会と付きあえと教えることしかない。