対大宮 1-0

 小雨、気温は8度。体感は零度近くで寒く感じる。

 土曜日の試合、仕事のためDAZNで見ることに。試合後TVhも録画していたので見てしまった。勝ち試合だとこういうことが出来る。負け試合だと録画を見ることは無い。

 映像は、TVhもDAZNの映像を使用しているということが分かった。当然と言えば当然、放送機材を独立して使うとなると放送費用はバカにならない。

 DAZNの解説は、曽田氏。方やTVhは吉原氏がMCで現役選手の横山、田中をゲストとして読んで試合とはリンクしない話を織り交ぜながら放送していた。

 自分にとってはTVhの放送の方が聞きやすかったかもしれない。映像もDAZNと比較してきれいに見えていたので、放送用のデータはHD仕様でネットに流すためわざと解像度を落としていることが分かった。

 試合は、お互い5バックというミラーゲームであったが札幌の方が積極的に両サイドが上がっていた印象がある。それはホームチームがゴール前を固める試合というのは応援しているほうも面白くない。

 方や大宮は都倉に金澤がマンマーク気味に食らいつくため変則4バックプラスフリーマンという仕様だったのだろう。更にもう片方の金園にも必ずマークがつくため、2トップを抑えてしまえば怖くないと考えたのだろう。そうして大宮は両サイドの上がった後方にFWを走らせカウンター気味に得点を狙うという戦い方だった。きわめてアウエーのチームらしい戦い方だった。

 確かに今の状況でいえば大宮は最下位に位置し、コンサドーレはJ2上がりで残留のライバルである。更に大前が出場せず、更に外国人選手をベンチに3人控えるというベンチワークを行うほど守備に力を入れてきたのは驚きである。前節の浦和戦の勝利を生かすために最低でも引き分けを狙ったとしか思えないが、監督の心の内はどうだったのだろう。

 試合は、前半の前半大宮の瀬川がゴール前でパスを受けると思い切りシュートを打つ決定機を迎える。そこはクソンユンが弾き出し事なきを得る。枠に飛んだシュートなのでコンサドーレにとって危うかった場面である。あれを決められていたらゲームはどう転んでいたか分からない。たらればで言えばそうなるが長い戦いの中でそういった瞬間はいつでもある。

 後半、コンサドーレの得点も金園のヘディングがポストに当たりその跳ね返りが相手選手の体に当たり上手く宮澤の前にこぼれてきたからこその得点である。あれも相手選手に当たらなければという好機に恵まれたといえる。更にあれを外すこともあるのもたらればである。

 試合は、宮澤の得点を守り切りウノゼロの勝利をホームで飾る。これで勝ち点は12となり14位に順位を上げる。残留するにはこういった試合をモノにできるかで決まる。得点を入れても同点にされたり逆転されたりする試合が続くと選手のモチベーションは下がる。勝ち切ることで選手たちに勇気を与えてくれる。前回の時は、得点を入れても守り切れない試合ばかりでゲームが続くにつれチームがどん底に沈むのが良くわかった。今季も条件は同じである。

 しかし、勝ち試合があることで選手たちがJ1でやれると思い始めているように思える。この状態を続けるにはやはり中心選手の怪我を如何に防ぐかである。夏場に向けて体力を消耗する試合が続く。それを乗り切ることが出来れば残留も可能である。夏場の条件は皆同じと思えるかどうかで勝敗は決まる。