グレタさんに思う

 曇り、気温はマイナス2度.少し寒さが戻ってきた.昨日の陽気は少し異常だった.

 

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 環境問題に意見を発しているグレタさん、ブラジル大統領に続きトランプ大統領からも非難めいた言葉が出てきている.

 世界の指導者を相手にストレートに非難する若者に対して恐れおののいている感じがする.片や世界の権力者であり、アメリカという巨大国家を背景に権力を鼓舞する身にとって、遠慮なしに国際会議の舞台で意見を述べる姿に反感を持つ気分は分かる.

 しかし、グレタさんの主張する今から環境問題を解決しなければ今の若い世代は暮らしていけないというのは事実である.

 それに対してトランプ大統領地球温暖化そのものが無いと主張しているのだから意見が交じり合うこともなく、できるなら全く無視してやりたい存在なのだろう.しかし、今回の発言に見えるように意識せざる負えない存在であるのは間違いない.

 

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 それでも情けないと思うことは、周りの大人たち(それは自分も含めて)が彼女を人身御供のように仕立て上げているように見えることである.彼女の威勢の良さの陰で科の錠を利用しそしてそれに対して声を上げる努力が足りないのではないかと思う.

 

 今日の天気予報で、昨日は強い風が吹き荒れたと報じていたが、季節の変化の一つというような感じである.恐ろしい自然の災害はやり過ごすことしかないのは事実だがそれに対する備えは必要である.もし、確実に地球の温暖化が進行し今以上の災害が忍び寄っているとしたらそれを防ぐ手立てを考えなければならないのだが、どうしても自然災害に対して人間の力は無力だと既に悟っているためか動きは鈍い.

 

 このままズルズルと見逃していけば次の日には驚異的な災害が襲ってくるかもしれないが、未来の何時にその被害が起きるか予想できないことがその覚悟を持てない原因だろう.いうなら自分がその被害に合わなければ行動に移せない人間の本性のようなものである.