Jリーグ 第4節 vs ガンバ大阪 0-2

 晴れ、気温は24度.日中は確実に30度を超える.夏らしいと言えば夏らしいが、異常といえば異常である.

 

 昨日は、コンサドーレの試合が厚別で有った.試合開始は午後6時ということで仕事を終えて帰っても間に合わない.試合終了が午後8時になるので新型コロナウイルス対策に準じたのだろう.それでもDAZNの映像を見るとびっしり人が入っている感じがする.きっとコンサドーレ愛に溢れた人たちが栄養補給のために会場まで足を運んだのは間違いない.

 

 試合は、前半コンサドーレのチャンスで始まったが、ガンバの守備に阻まれ得点を奪えなかった.ガンバの得点がカウンターからコンサドーレの守備が整わないうちに取られたのと対照的である.

 コンサドーレはどうしても相手の守備が整ったところで攻撃に移る機会が非常に多い.マンツーマンディフェンスとは言うけれど高い位置からボールを奪い素早い攻撃に移るところが少ない.時折最後尾からダイレクトボールで前線の選手にボールを預けてチャンスを作るが、その少ないチャンスも決めるべきところで決めきれないのがポイントである.

 鈴木武蔵、ロペス各選手がいたときは、その少ないチャンスから得点を決めれたが、今のジェイ選手だとどうしてもポストプレイが主になりカウンターまで持ち込めない.小柏選手は結構チャンスを貰うがまだまだシュートまで持っていく力がない.小柏選手に求められるのは神戸に居た古橋選手の動きなのだが、相手の裏を上手く突く動きが出来ていないのが歯がゆい.

 大卒選手なの成長期間は短い、ここでガーっと抜け出さないと平凡な選手で終わってしまう確率は高くなる.日本代表とかに選ばれるようになるにはそういった大きな成長が求められる.それは金子選手にも言えて、彼も好不調の波が多い.動きが切れている時は、本当に素晴らしい動きをするのだが、昨日は、シュートへの迷いがあった.コンサドーレがこの先成長していくには前線の彼らの成長が欠かせない.

 チャナティップ選手もマークされて体を当てられるとボールをロストするようになってきた.最初の頃のドリブルの切れは薄れてきたと感じる.最近の怪我がちの影響なのかもしれないが、3人くらいに囲まれても抜け出すドリブルの切れを常時出せていればとは思う.

 昨日は、宮澤主将がベンチ外になり何か体調不良があったのかもしれないが、その意味で変わって入った田中選手の動きに注目したが、1対1の動きは良かった.しかし、ディフェンスラインをコントロールする所とか危機察知能力は宮澤選手の方が上手い.最初の一点目などは宮澤選手がいればと思わせた.

 そうなると、福森選手と荒野選手に期待するのだが、福森選手は相変わらず守備のザルぶりが目立つこととなった.本職のDFではないのだろうが、彼が生きる道が何処かというと他のチームに移籍しても見つからないことになるかもしれない.もし守備重視の監督ならDFでは使わないだろう.コンサドーレだからDFに居るともいえる.更に荒野選手は、相手選手を追うのだけれども捕まえることができない.怪我から回復していないのか、それとも衰えたのかと思うくらいである.交替前のゴール前のスルーパスの場面はパスで無ければシュートだろうと思った.

 

 久しぶりの試合で選手たちも体が動くがゲームには入っていけない状態だった.前半のチャンスを決めていたら落ち着いて試合を進められたのだろうが、相手のプレスに簡単にはまりボールを失うシーンが多かった.相手が直近で試合をこなしゲーム感が良かった点もあるのだろうが、それにしてもである.

 

 これで試合数は、他のチームと差がなくなりこれから勝負となる.この雰囲気だとACL圏内に入るには無理と言わざる負えない.若手が急に点を取り出すとか、檀崎選手が覚醒するとかの何らかの条件が必要になった.或いは、得点能力のある選手を連れてくるかである.