責められる人たち

 雨、気温は7度.ついさっきまで青空が見えていたのが薄曇りと共ににわか雨になってきた.既に勢いも弱まってきているのでこのままやみそうである.

 

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 この事故、所謂「未必の殺意」に該当するのだろうと思う.お亡くなりになられた方は、自分が知らない間に頭の上に石が吊るされていたようなものである.こういった事件を裁けなければこの先も同様な悪質業者が同じことを繰り返すことだろう.更に国はこういったことに対処できるようにきちんとした法整備が必要である.

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 上記の記事を読むと業者には損害賠償の義務があるのは間違いないようだが、これが過失致死、殺人の罪に問えるかは不明である.迅速な裁判を行ってこの先に同様な被害が生まないようにして欲しいと願うばかりである.

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 無免許運転で事故を起こしたことを隠したまま都議選で当選したこの議員.都議を続けると宣言したことで火に油を注ぐこととなった.一度辞職して改めて自分を都議にしてくれるという民意に問えば良いと思うが、一度貼られたレッテルを引きはがすことは当分難しいだろう.彼女にとってこれまで意地を張ることに何のメリットがあるのか良くわからない.辞職すればこれ程マスコミに付き纏われ嫌な思いをすることは無いと思うのだが、人の心は判らない.

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 コロナ過での衆議院選挙を終え各党の動静が記事になってきた.今回過半数を得た自公の枠組みは変わらなかったが、それなりの危機感はもっているようである.次の参議院選挙までの間に何らかのテコ入れをしないと参議院は惨敗する可能性もある.今回、選挙勝利でバラマキ政策と批難されている現金給付が政策の目玉だとこの先は厳しいだろう.

 今回の選挙で大きく議席を減らした立憲.この政党の在り方が支持層以外の国民に分かりにくかったのだろうと思う.コロナ過で対応しなければならない国会開催前に堂々とモリカケ問題を追及すると息巻き、時間が余ればコロナの問題を質問しますといった、危機管理意識の無さがその後も発揮され国会質疑も自分達の方が正しく相手を責めることしかしない所謂正義の人の立場で物言う姿勢は、一部を除いて支持を増やすことは無かった.改めてこの政党の存在意義を今回の選挙で突き付けられたのだが、余りそういった危機感は感じない.元はといえば政党名のロンダリングを繰り返し、議員の毎の考えの温度差が激しい政党であり、その辺りの団結力が乏しい政党であったため持続に力がいるのだろう.同じように政党内でも意見のバラつきがある自民党が曲がりなりにも存続しているのはやはり伝統だろう.一時獅子身中の虫となった小沢一郎氏の動きにより分裂したが、またもとのような存在に戻ることができた.この辺りの違いが何かであるかを立憲も参考にすべきなのだろうと思う.

 共産党は、今回の選挙で立憲と政策協定を結び議員の立候補を取りやめた.そういった状況から今回の議席減は想定ないだっただろう.共産党の盤石な支持層はある程度の数存在することが証明されたわけである.しかし、盤石なるが故、そこに加わる新たな支持者が増えて行かないというジレンマがある.共産党の支持層を増やすうえでも立憲民主党内にいる左寄りの人たちを少しでも自分達の仲間に引き込むことを目的にしているのは明らかである.今回の選挙で立憲の足元がふらつき分裂するようなことがあれば自分達が受け皿になると思っているのだろう.

 れいわ新撰組は、所謂山本太郎党である.彼の人気におんぶにだっこで有り、その発言により支持者が付いてくる格好である.その発言には、危うさが有り、支持する人をどこへ道連れにするのかという危うさが付き纏う.何れいつかの細川護熙氏のように連立政権の頭に担がれる可能性も無きにしも非ずだが、大統領制ではない日本では困難だろう.

 そして、躍進した維新と国民民主党.どちらも自民党立憲民主党に票を入れたくない人たちの受け皿になり議席を増やしたと言える.この先、国会内の立ち回りによっては存在感を発揮できるだろう.この先立憲民主が共産党と協力体制を築けば築くほどその反動で立憲支持層の一部の票が流れてくるだろうことは予想できる.更に自民党に入れたくない層の票の受け皿になるには、やはり自民党にべったりという印象を与えない方が良いだろう.その匙加減を上手くこなせば次につながっていくだろう.既に両党は国会内で協力するということなので将来的には合同で戦うことになるのだろうと予想される.

 しかし、国会議員の数は多すぎる.そろそろ減らす算段をすべき時に来ている.国会議員にとって死活問題だが、それを実行しなければいけない.