戦争の意味は

 晴れ、気温は11度.天気図を見ると関東付近に低気圧の中心があり東へ進んでいる.その影響もあり徐々にオホーツク海高気圧も北に押され北海道の気温も徐々に上がるようだ.ただし、この先大陸からの低気圧が近付いてくるため何時までも快晴とはいかないようだ.

 

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 このニュースのようにウクライナ戦争は一進一退を繰り返しているようだ.その一つ一つに人の命が失われていくわけだから戦争というのは罪深い.

 しかし、今回の戦争でロシアは一体何を得るのか不明になってきた.既にウクライナは降伏の選択を拒否し、更に停戦交渉も暗礁に乗り上げている状況でロシアはウクライナと何時まで戦い続けるつもりだろうと思う.その決断は今のところプーチンにあり彼が辞めようと言い出すまでロシア国民は彼の命令のまま戦争に協力していくのだろうか.

 

 ウクライナには西側諸国から大量の兵器が送られ、ロシアはロシアで国内で兵器を作り続ける.人を殺すための武器を作って作って戦場に運ばれていく様は、武器商人と呼ばれる人間のために働いているようなものである.明らかに間違った戦争である.

 しかし、自国民を守る或いは国を守るためにウクライナは戦っている.ロシアは他国に向かって武器を使い自分の領土を守ろうとしている.このまま行けば核兵器の使用が最終手段となる可能性もある.そこに何の利益を生まなくとも抵抗するものを根こそぎ地上から消滅させることを望むのは人間の性である.第2次世界大戦でアメリカが広島、長崎に原爆を落としたように民間人がどれだけ犠牲になろうとも自分の国の利益になるのならそれも厭わないのは同じである.

 

 戦争の無い平和な世界を望むなら地球上のすべての国が戦争をしないと誓うしかない.しかし、現実は世界のどこかに戦争を望む国がありその国が他国を侵略しようと思えばその侵略から自国を守る必要性がある.

 それぞれの国は憲法のようなものがあり自分達の国を守る権利を持つ.日本も平和憲法と呼ぶが他国から侵略されれば自衛するのを禁じていない.それは、国民と国土を守らなければ国として亡ぶことが判っているからである.

 もし本当に平和な世界ができるならその過程で多くの戦争を起こしたい国を説得なり対話で武装解除するしかないのだが、そういったことをするためには何らかの武力的圧力が必要である.そうでなければ話し合いのテーブルにさえつかないかもしれない.

 

 ウクライナ戦争は人類にとって不毛な戦いである.何故なら戦争という無利益なもののために人類に必要な資源を浪費し更に人命までも奪っていくものだからである.その点で言えばすぐにでも戦争を終わらせるべきである.そういう基本的なことが判りながらも戦争を続ける人間がいるということを図らずも知らしめてくれているわけである.これから戦争を起こそうとしている国も自国にとって何の利益も生まないことを知って欲しいと思う.