集中豪雨 戦争観

 晴れ、気温は14度.雲が多い空の隙間から太陽が差す状態だが、北海道上空にも暖かい空気が入り込み寒さから一転気温が上がりそうである.本州方面では梅雨前線の中から線状降水帯が発生しているようで各地で大雨の被害が出ているようである.その中で川に流された人も数件あるようである.

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台風2号は日中に低気圧に変わり勢力を弱めそうである.そのため台風一過で気温が上昇し真夏日になるところもありそうである.

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 世論調査内閣支持率が上昇したと伝えられたところで出たこのゴシップ、タイミング的には世論調査の前に発表された方がダメージは大きかったかもしれない.それにしても総理大臣になったのは一人で有り、身内は一般人と変わらないはずなのにやはり浮かれてしまうものなのだろう.公邸というのは私邸ではなく借り物で有ることを家族は知るべきだろう.

 岸田総理自身が身内の行動を戒めるくらいではないとこの先総理大臣を続けることは難しくなる.それが出来て初めて外国の要人と対等に付き合えるものだと思う.

 それと同時にこうしたゴシップ写真が簡単に流出する状況を考えると岸田首相の行動に関してはガバガバということなのだろう.この春に起きた遊説時のテロ事件もそうだが身辺警護も併せてこの先何があるか判らないということを肝に銘じて欲しい.

 それにしてもやはり息子を秘書官にするのは馬鹿親と言われても仕方ない結果を生んだ.息子が馬鹿なのかそれを許す親も馬鹿なのか、それを見て見ぬふりする周りも同類なのか、岸田総理も息子を将来の跡取りにしたいと思いこのような役割を与えたのだろうが、帝王学とはそういうものではないだろうと思う.日本の政治家の資質の低さにあきれるばかりである.

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遥か彼方のウクライナでは戦争が起きており通常の生活の中でミサイルが落ちてくる状況である.死と紙一重の状況で生活することのストレスは大変なものだろうと想像する.もし、日本の総理大臣がこの状況でウクライナ戦争を戦っているとしたら早々に白旗を挙げているに違いない.そして自分達は安全な場所に亡命しロシアを批難する声明を出すだけに終わってしまうだろうと想像する.日本を敵とする国が何時攻めてくるか判らないという覚悟で政治にあたって欲しいと思うが今の政治家を信頼して良いのだろうか.

 年を積み重ねると考えは保守的になると言うが、保守的という言葉の意味の中で、考えを容易に買えないという部分と自分達の身は自分達で守るという覚悟両方の意味があると思う.日本語はそういう意味で使う場面で解釈が異なる.

 ウクライナ戦争が起きて思うことは、国を守る国民を守るということはどういうことなのだろうかということである.理想論として戦争を起こさないため或いは戦争に合わないために常日頃から話し合いが必要である.両国が理解し合えば戦争は起きないはずであると.

 しかし、現実は違う.日常の生活でも話し合えば分かるという人たちは大多数だと思うがそこから外れた人たちは少なからず存在する.その人たちはまず自分が不利益を被ると考えた時反試合の前に暴力で相手を屈服させその後に相手を物言えない立場に追い込もうとする.相手を威嚇すれば自分達が蒙る被害は少なるなると本能で知っているからである.

 そういった考えは普通ではないはずと善良な人たちは考えを変えず、更に説得が不可能だとするとその人たちを避ける或いは逃げようとする.相手と対峙しなければ被害を受けない、困った時は警察に相談すればそこが解決してくれると思っているが、24時間いつでも警察が対応してくれるとは限らない.概ね相手から被害を受けてから対応されることの方が多いはずである.

 その人と人との関係を国と国との関係に置き換えれば、相手が話し合いに応じずまず攻撃により相手にダメージを与えてから自分達の有利なように物事を運ぼうとする国に対して、自分達は平和憲法を持ち戦争を放棄していますと宣わったところで聞く耳を持つことは無い.いくら自分達が相手をしないと言っても相手がそれを聞かずに攻め込んでくれば否応なく屈服させられるだろう.警察になる国はアメリカ或いは国連になるだろうが、日本の代わりに相手にしてくれるかというとそうではない.ウクライナでもロシアに反抗するのはウクライナ国民であり、ロシアと直接アメリカや国連は戦ってくれはしない.それが現実である.

 常日頃、平和憲法を唱える人たちは、相手が攻めてきたら逃げるという.果たして直ぐに逃げ出せる人たちはどれほどいるだろうか?占領された時に多くの国民は収容所送りにされ強制労働させられることになる.どれだけの人が苦しい思いをするか理解していない.

 日本が第二次世界大戦後、占領軍としてアメリカが来たから助かったと言える.もし、ソ連や中国が日本を占領したなら多くの日本人がシベリアやウイグルの収容所送りになっていただろう.その違いの大きさに多くの日本人は気付いていない.

 もし、ウクライナがロシアの支配下に置かれたならば多くの反ロシアの思想を持つ人はシベリヤの収容所に送られることだろう.更に言えばロシアに協力的なウクライナ国民しか国内に留まることはできない.そのことを今戦っているウクライナ人たちは知っている.それは今まで何世紀にも渡って起きてきた戦争の歴史と事実が遺伝子として心の奥底に刻まれていることに他ならない.翻って日本人はどうかと言うと占領されたのは第2次世界大戦後の一回のみで、それ以外は国内の権力争いだけで血と血を争う民族同士の相手の血を根絶やしにするための戦いを経験していない.それが日本人の戦争観と他の国の戦争観が異なる理由だろう.