LK-99 アメリカの銃規制 北朝鮮の暴走

 曇り、気温は25度.北海道の夏にしてはあり得ない空気中の水蒸気が体に纏わりつくような感じがする.

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 数日前の予報天気図では北海道は高気圧に覆われている予定だったが、いまだに北海道上空には前線が居座り続けている.台風6号がもたらす太平洋の熱く湿った空気をオホーツク海高気圧の冷たい空気をブロックする形で前線が活動しているため台風6号が弱まらない限りこの傾向は続く.更に続く台風7号が同じように暖かく湿った空気を北海道上空に送り込んでくるため来週一杯はこの傾向が続くことを覚悟しなければならないだろう.また針路も一度日本列島を横断した後日本海に抜けそのまま北上するルートを取りそうで北海道への直撃はなさそうな感じであるが、具体的な進路は日本列島に上陸したくらいで判るだろう.

 

www.bloomberg.co.jp

韓国で公表された常温超電導物質の発見.世界各国で追試が行われ、常温超電導物質ではなさそうという結論が出てきたようだ.ただし、鉛と銅の化合物という相反する物質の融合は何らかの特性を持つようである.その辺りの情報は今後に持ち越しということになる.

 もしこれが本当だとしたらということで世界は沸き立った部分もある.世界中の超電導物質を見つける或いは作成することに情熱を傾ける研究者はいてそれぞれそれを見つけるために情熱を注いでいるわけである.もし見つかればノーベル賞は間違いなく、更にそれにより世界に与える影響は大きく人類史に名を残す存在となることは間違いない.今回の件は、残念な結果に終わろうとしているが、もしかするとこれに派生し新たな物質を見つけ出せる可能性はある.

 

www.cnn.co.jp

 これはアメリカの事件なのだが、教訓として得られるのは危険な武器を所持すると使うことが平気になるのが人間であるということである.

 もし日本でも銃器の所有が許可されていたならどういう世の中になっていただろう.アメリカと同様に至る所で銃による殺人事件が起こりそれが日常となっているだろう.コンビニ強盗は今は刃物で脅すだけだが、脅すのに銃器が使われ、店員も銃で反撃するようになると考えればコンビニにも気軽に行けないことになる.それがアメリカののだが、そういうことが当たり前に起きるのでその生活に慣れてしまうものなのだろう.

 

 8月6日と8月9日はそれぞれ広島、長崎に原爆が投下された日である.既にそこから日本人の平均寿命程の時間が経過した.既に原爆投下で被爆した人も人生の寿命を終えようとしている.原爆投下の悲惨さを知る人はもう直ぐこの世からいなくなる.それは世界から実際の記憶を持つ人がいなくなるとイコールである.

 世界で核爆弾を保有する国が徐々に増えてきている.それはアメリカの銃所有と同じである.核兵器を持つ国が増えれば増えるほど突発的に核兵器を使用する可能性が高くなり.どこかの国が使用すれば必然とその使用に対するハードルが低くなる.今後核兵器による攻撃が2、3回起きれば、その歯止めは効かなくなる.

 日本で起きた核爆弾の爆発にその後続けて使用する国が無かったのは幸いだった.日本の被害が世界各国に知られ、その被害に会うことの恐怖が伝わる時間があったからである.しかし、その記憶は薄らぎ日本で核爆弾が使われたという事実を知らない人は数多く存在するだろう.その知らない人が増えるということは更に核爆弾の攻撃に対する抑止力が低下していることになる.

 日本の岸田首相は、広島出身である.しかし、残念なことに実際生活したのは東京である.広島で原爆が投下され多くの人が一瞬にして亡くなったことに対して東京で生活する分には自分と同程度の情報や経験しか得られていないだろうことは想像できる.しかし、彼は被爆地広島の出身であるとアピールするが、その覚悟は傍から見れば程遠いと感じてしまう.どこか言葉が空虚で教科書的である.心の底から核兵器での被害を世界から無くしたいという思いは伝わらない.その理由の一つは、アメリカの核の傘の元、中国、ロシア、北朝鮮という国の核攻撃から日本を守るためには、将来的に日本も核武装すべき時が来ると考えているからに違いない.

 核兵器の所有は、今現在は核所有国に対する抑止力にはなるだろう.しかし、核爆弾そのものが小型化しどの国でも所有できる未来が来ればそれは抑止力にはならない.小型化すればするほど、威力を限定的にすればするほどそれまでの慎重に扱うべきという点が薄まり、普通の爆弾と変わりなくなる.

 その小型化の方向性は、そういう抑止力を考えない国が作り上げるだろう.その第一候補は北朝鮮になる.彼の国の首領はそういったオモチャ的モノに情熱を注ぐ.いじめられっ子にとって相手を脅かせる武器は自分の身を守ると同時にいじめっ子に対する抑止力になるし、時と場合によっては相手を屈服させる道具にもなる.今の世界でひどい扱いを受けていると思っている彼にとって核爆弾は相手を屈服させることができる唯一の武器になった.

 今の世界では、北朝鮮の活動を食い止めることは出来ていない.いくら経済制裁北朝鮮の国民がガリガリに飢えていてもその上に立つ彼はブクブクと太り演説をする.彼にとっては今が絶頂の時と言えるだろう.

 この先の未来には、北朝鮮のように先進国に対して不満を持つ国に密かに核爆弾をばら撒くようになるだろう.その時は同時に人類が滅亡する時に近付くときでもある.