J1リーグ 第18節 vs 京都 0-2

 曇り、気温は21度。

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 風が強く吹き今にも雨が降りそうな空模様である。その原因は西から近付く低気圧が近付いているためである。そのため南寄りの風が太平洋の湿気を運んできている。その低気圧は数日北海道に影響を与え雨をもたらしそうである。その雨もところにより大雨になりそうなので注意が必要である。

 

 昨日のJ1リーグの試合、コンサドーレにとって裏の天下分け目の決戦に近い。勝ち点で並ぶ京都はホームで戦うことで有利な条件となり移動を伴うコンサドーレは移動があり、更に故障者続出で交代要員も直近の試合に出ているため疲労の度合いも強い。その不利な条件で戦うのでどこで得点を取るかが作戦の範疇である。

 相手の京都も総力戦であるが、勝負のポイントを前半に置いていたらしく試合開始と同時にコンサドーレの上がった裏を狙って意図的にロングボールを放り込んでくる。ある意味コンサドーレの最終ラインのコンビネーションに問題があるところを的確についてきたといえる。

 この作戦に何とか対応しようとするのだが、前半開始のチャンスをものの見事にコンサドーレは逃してしまい、その後は、相手の攻撃を受ける形になり簡単に左サイドを突破されセンタリングを合わされ先制点を与えてしまう。守備の人数が足りていたためどこかで触っていたら失点せずにいただろうがまったくもって触ることはできなかった。その後、GKからのパス回しにプレスを掛けられボールを失って追加点を入れられてしまう。この辺りボランチが効果的な位置取りをできなかったのがパス失敗した原因であった。

 2点を先制した後は京都は守備的になりどこかでコンサドーレのパスをカットすると裏に蹴られ守備に戻らされるという形でコンサドーレの攻めの時京都側に守備陣形が整っている。これもコンサドーレに対する作戦が見事に嵌った形である。

 

 試合中、主審のOFRが2度はいるなど一つはPK疑い、もう一つはレッド疑いであったが、一つはPKにはならずもう一つはレッドにはならなかった。あれだけ厳格にコンサドーレの試合の時にPK判定されたのにも関わらずこの試合もペナルティエリア内のファールは見過ごされた気がする。どこかで基準が変わったのかPKを取りたくない何かが働いているのか分からないが、バランスは悪いように感じた。試合中に何度も試合が止まることがゲームの流れを悪くする割に有利に働かないというのは見ていてイライラする。

 

 というわけで単独最下位がこの試合で決定したわけである。リーグ戦は負け続けているが、その反対にルヴァンカップ天皇杯は勝ち続けておりちぐはぐな感じでチーム状態は一向に良くならない。何故、上手くいかないかといえばやはり選手たちのケガがい番のポイントである。ケガの選手が戻ってもそれまで頑張っていた選手が疲労でケガをするという形が繰り返されているのが問題である。

 更に交代で出る選手たちの連係ができていないのも問題である。コンサドーレはミシャの方針で固定メンバーで試合を戦い続けている。そのためレギュラーと控えの間で上手く連携ができていないのも問題である。この試合、先発した西野選手がここ数年一緒に練習していたはずである。その選手が試合に出て周りとの呼吸が合わずうろうろする現状を見てこのチームのもろさを感じた。所属選手であればいつか先発してやろうという気持ちで練習しているはずである。プロになったからそれでよいというわけではなくコンサドーレを踏み台にして海外にあるいはコンサドーレに所属して日本代表になるなどの目標があってしかるべきである。それが、本来の選手の姿であるが、その若手全てで言えるが試合に出たら結果を残すしか未来はない。その若手の手本であるべきベテラン選手もそういった姿勢を見せているのか気になるところである。

 このままの状態ではJ1残留は厳しいと言わざる負えない。一発逆転の目があるとしたらやはり会社同様選手個々の気持ちが重要である。選手たちも同様である。試合に出て勝つことが未来を決めることを肝に銘じて欲しいところである。