自分

 雨、朝5時頃から降り始めた。気温は19度。

 

 世の中は、自分の思う通りに成らないのは常識である。人との係りの他に自然環境など色々な所で予定を狂わされる事など当たり前で、それを念頭において行動しているのが普通だろう。

 自分の思い通りに物事を進ませる方法は、2つある。こう書くと何やら自己啓発本みたいな怪しさを醸し出すが、誰もが考えることでもある。

 ここで答えは、何チャラのURLをクリックなどという文章が出てきたらまさしく詐欺商法である。

 まず方法の一つは、全ての予想される事象に対して対策を練ってシミュレーションしておくことである。その予想に反して物事が起こったとしてもそれも対応する方法をあらかじめ考えておくことである。当然、関係者に対する根回しは入念に行っておかなければならない。ここで手を抜くと最初で躓くことは請け合いである。

 それをなるべく防ぐには、日頃からの人間関係の構築と情報交換は必要である。この時点でものぐさな人は逃げ出すだろう。

 もう一つの方法は、大体の人は薄々感づいていると思うが、思い通りに事が運ぶと思わないこと、或いは物事を積極的に自らしないことである。しかしそれでは恰好がつかないと思う人は、一生懸命頑張っている他人の所に顔をだし、積極的に手伝うか、手伝う振りをすることである。

 ここで重要なのは、積極的に手伝おうとすると責任のあることを押し付けられてしまうので、なるべくその部分をすり抜けるようにしなければならない。何故なら、物事を面倒と思う人間が仲間に加わってプロジェクトが上手く行くはずもなく、却って迷惑を掛けることでその後出入り禁止に成ることも有るからである。

 そのように一生懸命行動する人のそばにいるだけで、傍から見ればあたかも積極的に物事をやっているように見えることも有るので、怠けていると思われないというメリットがある。

 どうだろう、自分の思う通りに事を運んで満足感を得るためにはこうするしかない。あるいは、上の二つの方法までも拒否するのなら一生部屋に籠って人前に出ないことをお勧めするが、籠っている間に外の状況が刻々変わって行くことに影響を受け無い筈は無く、どこかで自分で行動しなければならない時は必ず訪れる。

 自己啓発セミナーに実はまだ参加したことが無く、実際にどのような事が行われているか判らないが、想像で言えることは一つ、自己啓発と言われるように自分で変わって行かなければ何も起こらない。その切っ掛けが外部からの強制的な自己変革なのかもしれないが、自分が困った時に外部からの圧力を頼るようになる可能性もある。いわゆる洗脳状態である。頼るべき言葉は、本来自分の内部から発生させなければいけないはずなのに、外からの言葉に依存することで主従関係が形成されてしまうからである。

 ただし、組織に加われば常にその圧力を受けざる負えなく、公務員であろうと民間の会社員であろうと、組織の歯車に成るためにそういった組織の駒として働く人間が常に求められている。

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 騙されないように。