対 清水(A) 0-8

 曇り、気温は20度.涼しい風が吹く.今日から始業式の学校が多そうで、夏休み明けの街の賑わいが戻るのだろう.

 

 土曜日の試合、DAZNで見ました.すでに詳細はニュースに流れているので大部分は自分のログとして記録しておく.

 

 IAIスタジアム日本平で行われた清水との試合、気温は試合開始時点で31度とDAZNは伝えており、暑さを今までは苦手としているコンサドーレはどういった戦いをするのかが気になった.

 また、相手の清水は天皇杯の試合を水曜日に行っており中2日となっておりその試合に今日スタメンの選手が数名フルで出場しておりそのあたりの戦い方にも注目である.

 

 コンサドーレはスタミナも重要視し、FWのプレスもセンターラインから5mくらいの距離から始める感じで、相手が後ろでボールを回すのOKという感じであった.相手の清水もコンサドーレ対策としてGKにボールが渡ると積極的にGKとワイドに開く宮澤選手あるいは荒野選手とキムミンテ選手にプレスに入るという、コンサドーレ対策を行う.

 

 8月からのルール改正でGKからのゴールキックペナルティエリアで受けても良くなったため、コンサドーレにとって戦いやすくなった.相手のプレスも上手くかわしやすくなったのが見てとれる.

 相手のFWがプレスに来るおかげで清水の前とカウンターを警戒する後ろの距離が空きやすくなりパス回しがある程度スムーズに行える結果となった.

 

 夏場の試合の対策として相手にボールを後ろで回させるのはある程度OKで、相手が前に激しくプレスを掛ければジェイ選手、武蔵選手にロングボールを蹴る.相手の前と後ろが離れれば中盤でのボール回しで相手を走らせるという選択肢が広がるが、相手もコンサドーレが蹴るロングボールのセカンドボールを回収して縦パスで前目の選手を走らせシュートまで持ち込むという展開になり、試合開始早々は相手の清水にチャンスがあった.

 そのチャンスをゴールに結びつけられなかった清水にとって悔いの残る試合開始だったかもしれない.

 

 この試合で特によかったのは、夏場に気て元気を取り戻したチャナティップ選手である.かれがボールを持ってドリブルを開始すると必ず複数の相手選手が寄せてくるためコンサドーレに必ずフリーの選手ができる.ここで簡単にボールを奪われるようだと試合にならないが、調子の良いチャナティップ選手は簡単にボールを奪われない.

 

 先制点は、チャナティップ選手のシュートがGKの手相手選手の腕に当たりゴールであった.最後に腕に当てた選手にイエローが出ても良いはずだが、ゴールが決まり審判もお咎めなしにしたようだ.厳密に考えればゴールと反則は別である.

 

 コンサドーレが先制したのちも攻撃の手は緩めない.そのあとすぐにジェイ選手のヘッドが決まり追加点を奪う.これも相手の選手間の距離が離れているため簡単にボールさばきができ、菅選手が良いボールを上げることができたからである.さらに言えば何時もならGKに防がれるか、バー、ポストに当たることが多いシュートがゴール隅に決まったことがこの試合の勝ちを決めたと言って良い.

 

 2点を先制し、コンサドーレも余裕ができ、相手にボールを預けるというった試合運びになる.相手の最後のシュートを防ぐことに集中するが、やはり相手に攻めさせれば攻めさせるほど危険なプレーが増える.そこをやり過ごせたのは大きかった.

 

 後半に入るとコンサドーレの怒涛の攻撃が始まる.

 

 CKから進藤選手のヘッドで追加点を奪うと、相手が得点を得るために3バックから4バックに変えてきた.それが相手の両サイドが空くというコンサドーレにとっておいしい展開となる.両サイドあるいは中央をコンサドーレの選手が駆け上がると清水の選手が全員で全速力で戻ることになる.それに対してコンサドーレに選手は数人が全速力でプレーするためチームの疲労度は極端に違ってくる.この暑さだもの幾ら普段暑さになれているとはいえ選手にとって嫌になる展開と言える.

 

 その後、武蔵選手、ジェイ選手、ジェイ選手、福森選手、チャナティップ選手がゴールを決めてチーム新記録の8点で試合を終える.

 

 福森選手がゴールを決めたFKの原因となったプレーは不可解な判定であった.相手に腕を掴まれて転んだ武蔵選手がシミュレーションでイエローが出たが、線審との意見を聴き相手のファールとなったが、場所がペナルティエリア外という、もし僅差だったら猛烈な抗議になっただろうし、後で問題となる判定だった.

 

 これで順位は6位となり、停滞している川崎とのゲーム差が縮まる結果となった.次は首位のFC東京とドームで試合である.ここで勝てばという大事な試合である.

 会場は、太陽の直射日光もなく快適な場所なので、相手のチームも戦いやすく、試合は拮抗したものになるだろう.この大量点に慢心することなく試合が出来ればと思う.