ミサイル 月

 曇り、気温は0度.日陰には深夜に降った雪が薄っすら残っていて凍り付いている.とうとう初雪が降った.例年より遅いが去年よりは早い初雪となった.この雪は積もりはしないが、徐々に寒さは増していく.

 

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 昨日のポーランドに落下したミサイルが、ロシアのミサイルを打ち落とすために撃たれたウクライナのミサイルのではないかとの情報が出ている.昨日の段階でロシアが撃ったという証拠が無いため不明とした部分である.ウクライナ側もそれが事実か知りたいだろうから今後の展開を見守るしかない.どちらにしろ不幸な事件である.

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 ポーランドに落ちたミサイルの原因は、無差別にミサイル攻撃するロシアに責任があるのは言うまでもない.100発近くのミサイルを撃ち込むことでウクライナ人を殺戮しようとしているわけで、それを打ち落として自国民を守ろうとするのは当然の権利である.

 もし北朝鮮日本海に発射しているミサイルが日本の領土内に着弾するような場合、それを打ち落とすための防空対応があるが、それにより日本が発射したミサイルにより建物や人に被害が及ぶ可能性はある.その際、敵のミサイルを打ち落とすのを止めろとは言わないだろうが、人や建物に100%被害が及ばないようにすべきだというのなら迎撃態勢の構築は不可能だろう.敵のミサイルを打ち落とさず何処着弾するのかアナウンスするしかなくなってしまう.

 この辺りの心構えが国民に出来ていなく、Jアラートが迷惑だという国民に対してどう納得せるのか?実際に被害に会うまでその心構えは治らないとしたら?日本は戦わずして既に負けていることになる.

 

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 そんな最中、月へ向かう無人ロケットが発射された.アポロ計画以降、月面への有人飛行はなく、時折無人の探査船が打ち上げられていた.しかし、このところの中国の宇宙への進出を機にアメリカにも競争心が芽生え月への有人宇宙船の打ち上げが計画されている.いつの間にか月が中国のものになっていることに恐れを抱き始めたようだ.

 本来なら月は無国籍であるべきなのだが、そもそも月まで人を送り込むことができる国は限られている.今なら中国かアメリカである.ロシアは今回の戦争で人を送り込むことは不可能に近くなった.それ以外の国で積極的に有人のロケットを月に送り込む技術力を持っている国は無い.この先、インドなどがその候補に上がってくるだろうがまだ先のことになるだろう.

 日本もこのアルテミス計画に一枚かんでおり、今回も月面探査機を載せている.今後、今までアメリカ人しか月面の土を踏んでいなかったが、この計画により順調に進めば2020年代後半に月面に降り立つ日本人第一号の宇宙飛行士が誕生する予定である.

 夜空を見上げれば遥か彼方に浮かぶ月の上を日本人が歩いている姿を画面を通してみることができるのである.