J1リーグ第18節 vsセレッソ大阪 1-4

 快晴の土曜日、札幌ドームに行ってきました。この試合、赤黒フェスタということで1万人招待ということで会場は3万人の入場を見込んでいたはず。実際は、2万4千人と3万人には届かず。自分の席の近くも自分が購入するときは埋まっていたはずなのに結局空席で終わった。同じ日に日ハムの試合もあり、お互いに重なる部分でそれほどスポーツ観戦する人口は大きくないことの証明である。

 そしてこういう大観衆が詰めかけるとなぜか結果が良くないことが多い。そして、その予想通り1-4と反撃することなく試合は終わってしまった。

 敗因は何かといえばディフェンスラインのカバーがないことに尽きる。一人はがされるとそれをカバーしようとするとそのカバーしていた相手がフリーになるの連鎖である。最終ラインに相手の2列目が勢いよく飛び込んでくるとそう簡単についていけない走力と迫力が相手にはあった。

 やはり、開始早々の得点は相手に振り切られた後の飛び込みに上手く合わせてゴールを決められたところで相手に先手を取られてしまったのが痛かった。その結果、コンサドーレの攻撃を受け止める余裕が相手に生まれた感じである。コンサドーレが攻撃するときは必ずゴール前にブロックを引きコンサドーレの放り込みを跳ね返す仕組みが出来上がっていた。そのため幾度となくシュートを打つが悉く跳ね返されてしまうことになった。これも裏への飛び出しをする選手がこの試合浅野選手だけでありそこにボールを供給する金子選手、ルーカス選手にはマークが複数付き、もしボールを上げられても両脇をしっかり閉めることでシュートをブロックし続けられたのも先に先制したことによるプランがはまったということだろう。

 そのあとも前がかりになるコンサドーレの裏を最後尾からのロングボールから相手に抜け出され2点目、さらに浅野選手が後ろからプッシュされて相手にパスを渡して3点目と立て続けに入れられたのは痛かった。そのあとようやくセットプレーから荒野選手が頭で決めて1点を返したがゴールはそれだけで終わってしまった。

 

 試合後チャナティップ選手がわざわざ札幌にきて挨拶をしてくれたのは感動ものである。それだけコンサドーレに愛着を持ってくれた選手が最後までコンサドーレでプレーできなかったのは残念なことである。そういう意味でビッグクラブにならなければ出会いと別れを繰り返す。ただし、ビッグクラブになればなるほど選手たちの競争は激しくなるわけでそれはそれで入れ替えは激しくなる。選手との別れは今後も付き物になるだろう。