世界は変わる

 曇り、気温は21度.昨日の日中は30度を超え真夏日となった.午前中はまだ日陰からの風が涼しかったが正午を過ぎると窓から吹き抜ける風も生暖かくなるという状態だった.

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先週予想された天気図は梅雨前線が北上する形だったが、実際は太平洋高気圧の張り出しが弱く西日本にそって停滞する形となった.そのため九州北部から中国地方にかけて線状降水帯が発生し局地的に大雨を降らせている.毎年夏場がこのような状態になるのなら、今年浸水した地域では毎年来ることを予想し何らかの対策を取らないと人が住めないところになる可能性もある.

 北海道は前線に近いため大気が不安定となり天候の急変が予想される.突然の雷と夕立は季節の風物詩なので起きても不思議はない.外出する時は雨傘などの雨対策が必要になるだろう.

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 中国に対する対応についてアメリカの中でも駆け引きがあるのだろうと思う.一般人ならそういった駆け引きを不快に感じるかもしれない.頭がふらふらしていたら物事が進まないのは良くあることだが、自国の将来が掛っていることなので何が良くて何が悪いか未来を予想することができない状況では手探りで行くしかない.

 アメリカの対中強硬論は、アメリカが世界を支配してきた権力を脅かす存在が目障りという単純な理論でしかない.しかし、自国の権力を脅かさない状況ではアメリカの利益のために協力してもらうのはやぶさかではないのである.

 日本が経済大国として世界に知れ渡った時、アメリカ国内で日本脅威論が噴出した.その時、日本政府はアメリカに譲歩を繰り返しアメリカの言いなりになることを選んだ.その陰でいかにアメリカからの束縛を跳ね除ける算段をしていたのは事実である.まさしく今の米中関係そのものであるが、大きく違うのは、中国の経済力の力と政治体制が異なるということである.アメリカがいくら締め付けようとも中国はアメリカに服従しようとは考えていない.今のところアメリカが衰退するのを待っていると言って良いだろう.そのスピードの加減がもう一つの大国であったロシアの今後によって左右されることだけが問題なのだろう.

 中国はこれから世界を支配するような国になる可能性もある.そしてその一方でアメリカはこのまま行けば衰退の一途をたどるだろう.その力の逆転が明らかになった時、中国の政治体制が世界に及ぼす影響は大きい.

 中国が世界のリーダーになれば、中国の一途独裁をまねる国が多数出てくるだろう.それはEU諸国も例外ではない.もしかするとアメリカもトランプ2世が登場し民主主義体制を崩壊させ新しい独裁国家を作り上げる可能性もkの先の未来に起こりうる.

 そして、その混乱を助長するのが昨今の異常気象ということになるだろう.世界で食糧難が起き、人が住める場所が少なくなれば今の世界地図は全く別のものになる.

 そういった不安定な世界では民主主義というものは役に立たないものになる可能性が大きいだろう.