台風7号は北海道の西側を北上 日大問題 78回目の終戦記念日

 曇り、気温は22度.今日は日中雨が降る予報である.

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 台風7号は、予想より西にずれ北海道には殆ど影響を与えない形で明日には温帯低気圧に変わる.北海道は台風がもたらす暖かい湿った風の影響で当分ぐずついた天気になるのではないだろうか.それでも大きな被害を産むようなことが無くて良かったといえる.今回の台風のようなものがこれからも太平洋で発生し日本列島を通過する可能性は高くなる.今後今まで経験したことが無い様な大型台風が発生する可能性があるので日頃からの備えが大切なのは間違いない.

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 今回の台風もそうだが、線状降水帯が台風の進路とはずいぶん離れたところで発生することが多くなった.これも海水温が上がり盛んに放出される水蒸気の塊が雨雲となり大気に水蒸気を供給することが原因である.一昔前までは台風の通り道だけが被害にあうことが普通だったが、その常識も変化している.

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 日大アメフト部の問題がニュースになるのは致し方ないことだろう.その発端は、アメリカンフットボール部員の危険タックルから始まり、前理事長の汚職での辞任と矢継ぎ早に問題となり、その後に理事長になったのが作家の林真理子氏という話題性もあり、報道各社に話題を自ら提供する形となっている.

 林理事長の会見時、改革はまだ道半ばと発言し、今回の件で後戻りしたとも言った.彼女一人で日大という大きな組織風土を簡単に変えることはできないことは一般人も薄々感じていた.更に今回問題となった体育会系組織には何の手も入れることは無かったとの発言は、日大の問題の発端となった体育会系出身者で固められた前理事長の息の掛った部分がそのまま残されているとも言える件である.

 図らずもその組織のトップであるヤメ検の副学長が全ての件を把握しきれていない部分も垣間見られ更にその直接の責任者であるアメリカンフットボール部の部長を同席させなかった部分に闇を感じるところである.その辺りは今後も明らかになることは無いだろうし、林真理子氏がどんな立派な人で有ろうとも一朝一夕で解決する話ではない.腐った組織を改革するにはその長年続いた悪弊を取り除く必要があるのだが、組織として活動を続けながら膿を出し切るのは並大抵のことではない.本当に林真理子氏には同情するが、彼女が改革を断行する適任者であるか今回の会見から見れば不適任だろうとは思う.更にそれを補佐するであろう学長も同様にあの会見の仕方を見ると海千山千の相手に立ち向かう器量は備えてはいなさそうである.

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 昨日は、近畿地方を台風が通過する中、78回目の終戦記念日を迎えた.何時もなら紙面をそれで埋め尽くす新聞も台風の被害が多かったため記事は少なく感じた.第2次世界大戦から既に78年が経とうとしており、戦争に参加した兵士の大半は既に鬼籍に入っていることだろう.またその戦争を直接体験した人も当然その間に年を取り日本人の過半数は戦争を知らない世代ばかりとなっている.徐々に戦争の悲惨さを直接体験しそれを伝える人も減ったことでその歴史の真実を伝えられるかどうかの状況に陥っているといえる.

 その一つは、自分がこれまで生きてきた中で戦争の本当の真実があやふやになってきているのではないかと感じる部分である.慰安婦問題しかり日本軍が戦場で行ってきたことの事実など、終戦以降様々な証言が出てきた中で本当の真実を証明するのが難しくなったのではないかと感じる.

 戦争と言うものは敗者にとっては言い訳ができない立場に追いやられる.いくら自分が正当であったと訴えても負ける戦争を戦った側の言い分は勝者側からすればただの負け犬の遠吠えである.その立場に日本は居るといえる.

 負けると判っている戦いを最後まで行い大きな被害を産む行為を続けたのは、日本国民を犠牲にしてまでも守りたかったものが有ったのだろう.それは戦争を遂行する指導者の自己満足の結果だった.敗戦を認めそれまでの占領地を放棄すれば良かっただけなのに何故それをしなかったのかその時の指導者たちに聞きたいものである.