非常任理事国

 晴れ、気温は15度.漸く平年並みの気温に戻った感じである.それでも日中はさほど気温が上がらない予報である.

 

 昨日の夜に行われたU23アジア選手権コンサドーレの中島選手が途中交代で出場して一つはオフサイドで取り消されたが、最後の最後にはなったシュートが決まり初得点を獲得した.さすが持っている男である.とリアルに見ているように書いたが、リアルタイムではなくDAZNのハイライトで見ての感想です.

 

 あれだけ毎日報じられていたウクライナの戦争の報道がここにきて確実に減ってきている.最初は、戦争の怖さやロシアの横暴にあきれていたが、その痛みや怖さを感じていた刺激が慢性的になち興味の対象から徐々に外れてきているのを感じる.

 テレビもそういったテレビの前の視聴者の興味を追いかけるため、誤振り込み事件から給付金詐欺の話題と次から次へ新しいく視聴者が興味を引くだろうニュースを追いかけている.

 

 

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 日本が非常任理事国に選ばれたというニュース.今の状態で理事国になったとしても常任理事国のロシア、中国が国連の安全保障会議に非協力的であり理事国の果たせる役割は少ない.

 もし、日本が戦後から推し進めている国連中心主義を本当に実現するのなら理事国として世界各国に協力を求め国連の力を高めていく必要がある.それが出来なければ平和憲法は絵に描いた餅になり、日本が再軍備しなければ他国から侵略されるということが現実に起こりうる状態になるだろう.

 

 国連は第二次世界大戦を教訓に大きな戦争を起こさないための防波堤の役割を果たすはずだった.国連が出来てある程度の期間、各国が協調して紛争の解決に当たってきたが、その様相が今では変わり果ててしまった.

 世界の武力の争いは国連という機関が調停するのではなく、ロシア、中国、NATOという枠組みで動き始めている.その中で国連の地位は相対的に低下してしまったというのが今の現状である.

 

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 ウクライナの東部戦線では激しい争いが続いている.ロシアもこれ以上の長期戦を嫌がり今の戦力で総攻撃をかけているようだ.対してウクライナも全てを占領されたという事実を回避するため一部の地域でも戦争状態に置いておきたいという事情がある.

 7月には西側が提供した兵器が届き反撃体背に移るとのことだが、東部戦線までにそういった兵器が攻撃を受けずに届けられるかが焦点である.ロシアも当然新たな兵器が届けば被害も大きくなるため輸送経路に当たる地点の攻撃を激化させている.

 

 ウクライナが完全に退けばロシアは一方的に独立国宣言を行い領土を固定化しようとするだろう.そうなったときに多くの住民が生活しているところにウクライナ軍がミサイルなどで攻撃することは困難になる.何故ならロシアはその独立国にウクライナの元居た住民を戻し人間の盾にするのは必至である.

 

 先に上げたように、安保理非常任理事国になり日本は世界に向けてどのような情報を発信するのか、そしていかに多くの国を巻き込んで戦争解決に当たるのかこの先の未来に向けて日本が生き残れる道筋を作るチャンスでもある.