名人戦 長谷川岳氏と北海道新聞社の関係

 曇り、気温は16度。

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 台風1号が北上し沖縄付近にある梅雨前線を押し上げた格好になっている。そのため西日本には線状降水帯が発生し大雨を降らしているところがある。北海道は低気圧の中にあり大気は不安定な状態が続いている。天気の回復には数日かかりそうである。

 

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 日曜日、月曜日と北海道の紋別市で行われた名人戦第5局、挑戦者の豊島九段が振り飛車に構え、対する藤井名人は振り飛車になると良く採用する王を穴熊に囲った。その穴熊を豊島九段が攻め落とすことができず藤井名人の飛車角交換からじわじわと相手陣を侵食し相手は成すすべもなく攻め落とした棋戦だった。

 これで名人位を防衛した形となった。今回の対局に対しての感想は、振り飛車に対抗する術を確立したので対戦相手は振り飛車党は打ち負かすことは困難になったのではないかということである。

 31日にカド番の叡王戦がありその準備期間は少ない。考慮時間の短い叡王戦だけに待ち時間に対応する頭の切り替えが必要でその分不利ではないかと思う。前回の対局で思考に乱れが見られただけに今回の勝利で調子を取り戻すことを期待したい。

 

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 この件、長谷川氏のパワハラ問題が出たときに既に報じられていた内容である。結構報道に時間がかかっているのは北海道新聞社との関係が深いことを伺わせる。

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 北海道新聞は、4月9日の社説で長谷川議員の行為について苦言を呈しているが、それはあくまでもパワハラについて行動を改めるべきであるという論調である。

 他のパワハラの件では被害者側に寄り添う論調であるのに対し、今回の長谷川氏の行為をパワハラと断罪していないし、あくまで議員と公務員の関係性をオープンにしようと大事にしないところで収めようとしているようだ。

 北海道新聞が何故長谷川岳氏に配慮するかというと思い当たるのは、北海道で6月に行われるよさこいソーランという行事の発案者が長谷川氏であるということである。既によさこいソーランの催しができて30年以上経過し北海道新聞社も共催する行事である。そのころの長谷川氏に協力し一緒にこの催しを継続してきた中で北海道新聞社の重要メンバーと深い仲になったものと想像できる。北海道新聞社にとってよさこいソーランは貴重な催しで何とかこれを存続し発展させたいと思っているはずで、その発案者の長谷川氏という者を大事にしたいという関係なのである。

 今年も準備が進んでいるが、道民の中で既に飽きられ始めた行事となってきている。その雰囲気を感じているからこそ長谷川氏を攻めきれないところが垣間見えるところである。