トランプ テスラ 力の形

 晴れ、気温は20度。

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 北海道の周囲に低気圧があり気圧は不安定な状況になっている。そのため晴れ間は多そうだが雲もそれなりに多い形である。今後、梅雨前線が北上して北海道にもその影響が及んできそうである。

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 徐々にトランプに有利な状況になっているように感じる。それはアメリカも民主主義に対して大衆の影響を受けるものだという前提で動いているということである。その時々の風向きで民主主義というのは変化しても良いという厳格なものではないと国民も理解しているのだろう。さすが銃社会がこれだけ許容されているのも自分の身は自分で守る権利があり、そこから生まれているのは相手を完膚無きに叩きのめすことも正義であり、その結果がすべてである。正義は力があるものが有利であるということである。

 

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 北海道の自動車事情として感じるのはEVの普及率の低さである。実際の所自家用車はガソリン車、HV車が大部分でディーゼル車がトラックなどに利用されている感じである。その理由の最たるものは冬場の運転にあると考えられる。札幌などの恵まれた環境では車が突然ストップしても代替するものがあるが、札幌を離れると北海道の各都市では車がストップすれば死に直結する可能性がある。今の環境で冬場交通量の少ないところでスタックしたら一晩救助を待つことができるだろうか?最悪、凍死する可能性もあるだろう。

 日本は特殊という可能性もあるが、実際の所、EVが売れる地域は凡そ普及し続けたところだと思う。これからは新規の市場の開拓は厳しく乗り換え需要を数多のメーカーと競い合う必要がある。そのところでテスラは技術的革新性のみで買わせようとしているが、価格競争が入ると技術のわずかな違いは優位とはならないからである。

 アメリカ、EUで低価格で売られている中国メーカーの車に大幅関税を掛けることに成功した。EVが普及している国での価格競争に一定の歯止めを掛けれた。それは、力あるものの特権の様なものである。力と影響力があれば政府を動かすことも可能である。テスラはその辺りのパワーを持っているからである。経済学のルールとして価格を決定するものに「見えざる手」というのがある。自由競争の中で消費者が選択できる特権があると理想のモデルの中では語られるが、そういう仕組みに介入するのは政治である。