賃上げ

 曇り、気温はマイナス12度.今日も真冬日になりそうである.今年は岩見沢から砂川、滝川に掛けて大雪になっている.去年から今年にかけて西寄の風が吹く気圧配置になっているということだろう.丁度、石狩湾から内陸に掛けて低い山が多く雪雲を遮るものが無いからでもある.低気圧が北寄りに通過するようになると石狩平野に大雪が降ることになるのだろうが、それがいつ起きるか不明である.

 

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 国は企業に対して給与を上げよというが、今までの雇用関係が妨げていると言って良い.売り上げが好調な企業は内部留保或いは役員に高額な給与を支給するという一般の社員に中々お金が回りにくい環境になっている.更に今後の情勢によっては日本企業が低迷するおそれもあり先行きは見通せない.高度経済成長時期の作ればもうかるという環境ならば数年先も右肩上がりが続くと予想され社員の給与も上げやすかったが、今の世界経済は混沌としている.6月に国内の全企業がベースアップしてもその中の何割かは業績不振でリストラのあらしになる可能性がある.一時的に給与が上がっても働く場所が無くなってしまえば元も子もない.多くのサラリーマンにとって選択は難しくなるだろう.

 

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 その政府の方針の足元を見透かしたようにこの先の日本企業の業績は上向きにならないと予想して株の売りが集中した.これも円高が進み外国人投資家が利益確定する影響も大きいと思うが、円高になれば輸出に重きを置く企業は売り上げが落ちるのは仕方がないわけでそれを見越しているのだが、やはりウクライナ戦争が終わらなければ世界経済の歯車は回らない.そして、ここで重要なのはやはり中国とインドの存在だろう.特に中国は一党独裁という国内経済を党の方針で決められるところにあるため、政治的な駆け引きで世界経済を混乱させる力がある.できるだけ世界は中国に生産を依存することは止めるべきなのだろうが、既に中国に進出して時が経ち多くのシステムが稼働した状況で他の国へシフトするのは大変なことである.自由経済のために中国という国がキーポイントとなる仕組みがこの先の民主主義国家の先行きを決めることとなる不思議な状況がこのまま続くのだろうか.

 

 

戦争は続く  新聞紙は15年後に消滅

 晴れ、気温はマイナス15度.寒気の居座りと放射冷却現象でもの凄く冷え込んでいる.今年一番の寒さとなった.

 

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 年が明けても戦争は終わらず.お互いに兵隊が死んでいる.戦争では一般人と兵士は区別されており、戦闘に加わる兵士はお互いに殺人とは言わない.これは戦死の区分になる.

 お互いに殺されることは戦闘を繰り返している中で悟っているだろうが、戦争が起きなければ起きなかったことである.更に言うと兵士に戦えと命令する側は、兵士を地図上に展開された印の中の一つとしか見えておらず罪悪感を覚えていないだろう.それは、プーチンにもゼレンスキー大統領にも当てはまる.こういったことが続かないように戦争は終わるべきだ.

 第二次世界大戦の時の日本もそうだったが、相手をコテンパンにするか自分達の戦争遂行能力が無くなるまで戦いをやめようとしない.それが戦争のルールになっている.

 戦争をやめる決断は、その時の指導者の考えに掛っている.相手が戦うことを止めなければこちらも自ら攻撃を止めない.終戦前の日本は、日本の各地で爆撃機による絨毯爆撃を受け更に核爆弾で多くの一般人が死んで漸く降伏することを決めた.もし、その決断が早ければ早いほど多くの犠牲を生むことは無かった.最後まで戦い抜いても途中で降伏しても結果的には何も変わらなかったはずで、早めに降伏した方が良かったとも言える.その国の未来が消え去るまで戦い抜くことに何の意義があるのだろうか?

 

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 新聞の発行部数が年々減少しておりこのまま行くと15年後に紙の新聞は消えてしまうだろうという話.以前から新聞紙の購読数は減る一方だったが、ここにきて新聞社が購買層に媚びを売るため自分達の新聞を読む層へ迎合したと感じたのは、数年前からのことである.

 以前朝日新聞は、今よりは右も左も取り込もうという姿勢は少なくとも見せていた.しかし、安倍元総理が総理大臣を務めていくうちに極端な反安倍になり、徐々に中立の立場の人を徐々に遠ざけ始めたと感じる.自分達の記事に反応する読者層を逃すまいとどんどん先鋭化した感じである.その傾向は朝日新聞に限ったことではない.多くの国民が毎朝目にする媒体だった頃は、それがテレビ以外で目にするニュースであった.そのニュースは生活に必要なものだった.それがインターネットの隆盛と共に、速報性という点で新聞紙は遅くなってしまった.当然インターネットのニュースは各新聞社、テレビ局の記者が取材して流している物だったが、そこにSNSが加わり情報源が多彩になった感じがする.それが情報の消費者にとって自然に湧いてくるものと認識が強くなってしまったのではないだろうか.

 更に言えば情報の伝達者だったテレビ局もCMのスポンサーが減り、坂道を転げ落ちるように衰退してきており、年末年始の番組は特定の人をあたかも対象にしているかのような作りに変わってきている.何となくお金が無いからこの辺で許してくださいというような番組作りが目立つ感じである.

 新聞社、テレビ局が衰退して影響があるのは情報の発信が低下することである.職業として成り立たなくては誰も記者として活動しないし成りても居なくなる.誰が巷の情報を収集するのかと言えば素人が流す情報だけとなりその裏取をしないニュースだらけになる恐れがある.

 SNSに流れる情報は個人の裏話であり、正確性に欠けることはご承知の通りで、若年層はその裏取りの無い情報を信じて行動する場合も見られている.本当に紙の新聞が無くなると予想される15年後ではなく、もっと早い時期に潰れてなくなる新聞社が出てくるだろう.

 もっと恐ろしいことは、どこかの外国資本に買収され世論操作される恐れもあることである.今でも外国資本に汚染されている感じはするがそれが顕著になるところも出てくるのだと思う.

 例えば朝日新聞が中国政府の発表をあたかも国内ニュースとして報道することを想像してみたら良い.

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 既に中国国内でニュースをニュースとして報じることを共産党が認めなければ報じられない体制になっている.

 新聞社、テレビ局が衰退した時に、日本国内のニュースを取材する組織が必要だと思う.それがそういった組織になるのか判らないが、NHKのような組織が必要なのかもしれない.しかし、その組織が時の権力者による検閲を許してはならないし、政党、宗教に影響されるような組織であっても困る.情報は誰かが掘り起こさなければいけないことを国民は認識すべきだろう.

 

 

 

 

お正月

 曇り、気温はマイナス6度。昼間はプラス気温だったのが瞬く間に低くなった。

 

 あらためて明けましておめでとうございます。

 

 新年は、雪が降らず穏やかな年明けとなった。このまま穏やかな日が続くと良いが、徐々に冬型の気圧配置になり、それなりに雪は降りそうだ。

 

 年明けには、それほど重大ニュースはなく落ち着いている。ことしはウサギ年であるので落ち着かない変動の多い年になる気がする。そこから振り落とされないように地面に足を付けて過ごしたい。

 

札幌オリンピック 札幌山の手

 曇り、気温はマイナス5度.朝は寒い.

 

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 今年の12月によく見る低気圧の形なのだが、北海道に近付く双子の低気圧.南北に連なっているのが特徴である.その低気圧が丁度北海道と東北の上空を通過していく.こういった低気圧は普通生まれた時は別々でも東に移動する時に融合して一つの低気圧となることが多い.それが普通だと思っていたが、ここ一月よく見る低気圧の形となった.

 この2つの連なった低気圧は、南側にある低気圧が比較的低緯度にあるため北海道に近付くときに南側の暖かい空気を巻き込むことになる.そしてさらにそれを北側の低気圧が自分の所に引き込むため北海道に湿った暖かい空気を呼び込むことになる.結果、北海道上空の寒気により氷結し雪になるのだが、パウダースノーではなく湿った雪或いは霙を降らすことになる.

 今回オホーツク地方で雪害が有ったが、普段それ程この季節に大雪になることは無いのだがこの湿った空気の流入が引き起こした大雪である.今回も道北、オホーツク地方が雪になるようである.

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 招致推進派であったJOC会長も今回の東京オリンピックでの汚職事件が解決していない中で意欲を示せないところがある.JOCも日本開催は願ってないことだろうが、国民に反対されて開くことには勇気がいる.更にオリンピックの運営に関しても日本の広告代理店が揃って皆汚職に関連しているとなっているため招致活動或いはオリンピック運営等に頼める企業が無いという状態である.無理に進めるのも具合が悪い.もしどうしても招致するなら少なくとも国民の賛成が必要なのは言うまでもない.

 如何せん日本の冬の競技のスポーツ人口は減少している.スキー場は毎年雪不足で苦労しておりこの先が見えない状態である.札幌でオリンピックが開かれたとしても日本全体の競技人口は爆発的に増えないし、北海道のスキー場は殆どが国外資本進出で外国の富裕層に向けて営業をしているようなものである.

 北海道民もオリンピックに関して温度差がある.比較的若い世代は余りオリンピックに興味を示せないのではないだろうか.何故なら昔なら当たり前に行われた冬の体育授業のスキー、スケートが今は行わない学校が増えておりスキーの道具を持たない子供が増えている.そういった授業がある場合、レンタルで済ます家庭が多いからである.やはり小さい頃に馴染んだものへの興味は大きく、やらないことに興味を示すことはあまりない.更にボブスレーリュージュなどは練習できる施設が無く冬の競技として適切である議論の対象になるだろう.そういう意味で冬のオリンピックも曲がり角に来ていると言わざる負えない.

 

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 今開かれているウィンターカップで女子の札幌山の手が決勝に進出した.丁度、バスケットライブで試合内容が見れるので家に帰ったらプレイバックで見ていた.夏のインターハイではコロナ感染で出場を辞退したため全国に顔を見せるのはこの大会が初めてということになる.道内では強豪校で有名で連続して大きな大会で代表になっており、日本代表となる選手も数多く輩出している.

 この大会も準々決勝は接戦になったがそれ以外は相手をねじ伏せて勝ち上がってきている.そして決勝は京都精華になったが、このチーム長身の外国籍選手が2人おり、更に守備も激しく戦う相手としては間違いなく強い.札幌山の手も攻撃は3点シュートとドライブと上手く相手を翻弄しており、更にスティールも鋭い.この辺りの戦いは互角と見るが結果はどうなるだろう.今日の12時から決勝になるが残念ながら家に帰ってから試合を見ることになる.

 

 

今年の冬は荒れ模様なのか?

 曇り、気温はマイナス1度.今年の12月の低気圧は北海道の南側を通過する傾向にある.そのため太平洋の暖かい空気を北海道に送りこむことが多いかなと思う.そのため12月は雨や霙が多い.この先、本格的な冬が訪れれば天気図も変わってくるのだろう.

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 この時期でこれ程の寒波がアメリカに訪れたため相当混乱しているようだ.この気象状況を見てトランプも異常気象が起きていることを信じただろうか?かえって地球温暖化というより氷河期が来たと考えているかもしれない.しかし、このように寒暖差が激しいのも地球温暖化の影響といえる.

北海道でも地域的にこういった風景になる場所もある.そう考えると改めて冬の怖さを認識する.

 

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本州の日本海側で局地的に大雪が降っており、多くの被害を生んでいる.これもまた夏は集中豪雨、冬は豪雪という形である.この先、これ以上の異常気象に成るとしたらインフラの整備に出れ程の資金投入が必要か判らない.今まで平気だったところが災害級の降雪になれば、それまで経験していなかったわけで装備も充分ではない状況だったのではないだろうか?それを考えると除雪、排雪には時間が掛るし、それに対応する費用が必要である.

 雪というのは気温が高くなれば融けてしまうもので何も残らない.その雪を利用して何かを始めるにしても空任せで運用するのはスキー場経営と同じで危険性は常にある.その辺りの資源化は結構難題である.通年利用できる資源で無いと有効利用するアイデアは生まれにくいものである.

 

中国コロナ パトリオットミサイル

 曇り、気温はマイナス3度.年末の週となり街中は人出が復活している.外ではノーマスクが推奨されているが、コロナ感染が沈静化しなければ中々外せないのと既に多くの人が衣服の一つになっている感じがする.以前と同様な景色になるのは相当の時間が必要な気がする.

 

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 感染が急激に拡大していると言われている中国.政府の公式な発表が無く真の感染者数は不明なのだが、一つの省で100万人という感染者が発生していると言われている.それ程の感染者数がいてもそれ程緊迫感が伝わってこないのも、既にコロナウイルスが弱毒化した証拠なのだろう.当然、軽症者が多いと言ってもその中の何割かは重症化するわけで10%が重症化すれば10万人であるから当然医療機能はマヒすることだろう.

 更に死亡者が増えても中国国内の人口に大きな影響を及ぼさないという中国ならではの実情もあるのは間違いない.

 一つ心配なのは、新型コロナが発生した場所でもある.また、未知のウイルスと融合し新たな強毒性の変異が起きる可能性があるわけで当分中国の動向に気を付ける必要がある.本当に難儀な国である.

 

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 パトリオットについてプーチンは言うが、これはそのものの性能を恐れていることの裏返しなのかそれとも本当に叩き潰せると考えているかのどちらかである.今の状況で言えばミサイルが底を尽きかけているという状況からある程度生産が回復しているのか、協力国からの輸入が増えている可能性が高いので、後者の考えを持っているように感じる.

 既に志願兵の多くは戦線を離脱していると伝えられることから兵士に頼らないミサイルがロシア軍の攻撃の主力となっている.ウクライナもミサイル発射基地を叩きたいのだろうが、発射基地がロシア内部にあるため中々本格的な攻撃ができない.それはやはり核による報復を恐れているからに違いない.アメリカも第3次世界大戦が起こることを懸念しゼレンスキー大統領に何らかの攻撃の縛りを伝えていると思われる.

 

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 ウクライナのゼレンスキー大統領が和平案を考えているというニュースがあったが、当然クリミア半島占領前の状態にまで戻す内容となっている模様.それがロシアに通じるとは思えず実質和平を考えていないとの表明になる.

 この状態は、ウクライナ、ロシアどちらかの崩壊が無ければ解決しないことなのかもしれない.

 

暴風雪  ストーカー行為

 霙、気温は0度.昨日の夜から雨が降り出し霙になりそして雪となってまた霙になっている.足元は水を含んだ雪道で非常に歩きずらい.

 

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 全国的に悪天候が続いている.降雪もあるのだが局地的に大雪となる傾向が続いており、至る所で道路が通行止めとなっている.これ程の荒れた天候がクリスマス前に訪れるのは記憶にない.大雪が続けば当然交通がマヒし、生活物資の配送に時間が掛る.更に今はクリスマス大みそかという風に物流量が増えているので配送に係る人は大変な思いをしていることだろう.

 雪も普通に降りそれが数日続いても問題ないのだが、数日分が一遍に降ると大変な思いをする.それが所により数日分が一遍に降る量が何日も続き一冬の降雪量に達する所があり、これは大変である.

 夏には局所的な大雨、冬には大雪というように異常気象の波は引き続き来ている.これは今後永久に続くのだとしたら、夏と冬で住むところを変えるなどの生活様式の変更が必要になるのかもしれない.

 

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 確かにプーチンの言うようにウクライナがロシアに対して最初から軍門に下るようになっていればこの戦争は無かった.今のベラルーシと同様の付き合いである.

 しかし、世界のどの国の国民にもアイデンティティがあるようにウクライナウクライナを独立した国と考える人たちの国である.ロシアからの影響を受けないと考えるならロシアの片思いのような介入には嫌悪感を抱くことだろう.

 自分達の国の行く末は自分達で守るし、ロシアのような専制君主の支配する国となることを拒むなら西側諸国の仲間に成りたいと思うのも自然である.その選択権はウクライナにあって当然である.

 今回のプーチンの話を聞いていると、別れた彼女に対してストーカー行為を行っている男の言い訳のように聞こえてくる.別れた彼女が別な男に情を移したことに嫉妬し彼女の家に押し入り何とか自分の所に戻ってくるように説得している男である.彼女の思いは既にないため隣人に助けを求めているが隣人は今のところ護身用の武器を渡しこれで身を守りなさいと言っている段階である.しかし、その武器は最初は護身用のスーツが主だったが今では飛び道具を渡し始めており、相手も攻撃をやめようとしない段階である.

 こうなれば警察などの公的機関が間に入り止めに入るか、身を守るために相手の家に押し掛け相手の戦意を喪失させることしかないのかもしれない.相手もそれなりに自分を身を守るため攻撃は激化すしてくるのだろう.

 国と国との争いを男女の争いと比喩することはできないかもしれないが、例えてみるとすっきりする.多くの日本人にとっては、遠巻きに見ている争いであるが、それなりに思わぬ余波が自分達にも襲ってきており無関心ではいられないところである.