J1リーグ第11節 vs 鹿島 0-1

 5月3日 札幌ドームで行われた試合。ドームまで出かけてみた。

 午後1時前に到着したのだがすでに大勢の人が詰めかけていた。鹿島の応援団を見ると空席が目立ち、ゴールデンウィークにはさすがに予約が取れなかったと思っていたら太鼓の音とともに鹿島のサポーターが降りてきた。さすがに来ないわけはないと妙に納得した。

 コンサドーレのゴール裏も大勢のサポーターが詰めかけていて鹿島の応援が始まると同時にチャントを歌い始める。さすがに数ではホーム側が上回っておりボリュームは大きかったが鹿島のサポーターの応援の声も大きかった。 

 

 試合は、コンサドーレにボールを持たせる形で進む。そのあたりはこの数試合で鹿島が相手にわざとボールを持たせる試合運びだった。それができるのは守備に自信がある鹿島ならではのものだろう。

 前半早々2回コンサドーレのチャンスが訪れその両方とも青木選手のシュートだった。それが成功しなかったことがこの試合の肝だったのだろうと思う。どちらかが決まっていたら鹿島も守備に専念する方法はとれなかっただろう。

 そしてそのすぐ後にコンサドーレのゴール前でボールが動き、けりだそうとするがクリアのボールが自分たちで保持できずにいたところで中村選手の蹴ったボールが相手の鈴木選手の絶好のパスとなりそのままシュートを打たれてしまう。これで鹿島は守備に専念することができるようになった。

 そのあとは、攻めるコンサドーレ守る鹿島の構図となる。南海CKとFKがあったかわからないくらいあったが、相手の壁は完璧で殆どが跳ね返される。数回フリーになった時もあったがゴールの枠に飛ばせない。

 そして、攻めるコンサドーレが前がかりになったところで裏にボールを蹴られ鹿島の選手をフリーにさせてしまうが、相手のミスで1点差のままゲームが進む。

 残念ながらゲームはそのまま進み最後まで得点をとれずに試合は終わる。ミシャ監督が試合前に言っていたホームゲームで勝ち点9を取る目論見ははかなく消えてしまった。次の6日のFC東京戦は落とせない試合となった。